ホームランバーがスマホ対応、お菓子もDX化へ

プレスリリースより

1960年に登場したアイス「ホームランバー」。

その長きにわたりずーっと同じスタイルを保ってきた人気アイスが、とうとうDX化されることになった。とは言え、あのバーの焼き印がバーチャルかされてしまうというわけではなく、景品の応募がスマホからできるようになるというお話。

協同乳業のホームランバーが生まれたのは読売ジャイアンツの長嶋茂雄の人気が爆発した「巨人、大鵬、卵焼き」の時代。「ホームラン」が出ればもう1本もらえる当たりくじ付きなので、当時の子どもたちはせっせと木のバーを舐めた。そのスタイルは基本的に今も変わらない。ただしちょっとだけリニューアルされる。

一塁打、二塁打、三塁打は廃止され、「ホームラン」の大当たりバーのみ、「出たらもれなくホームラン賞!」として継続される。応募台紙とバーを封筒に入れて協同乳業に郵送すれば、もれなくホームランバーオリジナル寝袋がもらえる(500名まで)。

一塁打から三塁打までの刻印はなくなるが、バーには代わりに「おみくじ」が付く。ホームラン坊やこと「あたるくん」の顔が5つ出たら大吉だ。1つなら末吉。凶はないのでご安心を。

さてデジタル化はここから。「ホームランバーアソートパック」の箱の裏側に印刷されたQRコードでLINE公式アカウントにアクセスして友だち追加すると、貯めたポイントに応じてプレゼントの抽選に参加できる「ポイントを貯めてえらべるデジタルギフトが当たる」キャンペーンが実施される。商品はPaypayポイントやAmazonギフトカードなどのデジタルギフト。また9月11日まで、LINEの友だち追加であたるくんのオリジナルLINEスタンプ16種類がもらえる。

みんなに愛されている古き良きスタイルはそのままに、デジタルサービスをうまく導入する。まさに、デジタル化のお手本ではないだろうか。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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