ドラフト外から叩き上げで這い上がってきた選手の加入
![マイアミヒートのスタメンガードのゲイブ・ビンセンを獲得(Getty Images)](https://images.forbesjapan.com/media/article/64892/images/editor/0065fe2ad61e66987d4edad6997968df9dbe1eca.jpg?w=1024)
レイカーズはラッセルの再契約以外にもゲイブ・ビンセントと3年約3300万ドルで契約しました。
ビンセントは昨シーズンNBAファイナルに進出したマイアミヒートのスタメンガードです。
2019-20シーズンにドラフト外でヒートに入団し、毎年実力をつけてきた叩き上げの選手です。特にプレーオフでは試合によってはエースのジミー・バトラーの次に勝負強い選手へ成長しました。
ビンセントはポイントガードでの起用はもちろん、シューティングガードでの起用も可能なため、レイカーズの攻撃のパターンが広がることは明らかです。またディフェンスに関しては上述したラッセル以上に粘り強く敵をマークできることも大きな強みです。レイカーズではベンチからの起用になることが予想されますが、過去2度NBAファイナルに進出した経験は大きく、レイカーズにとっては素晴らしい補強になりました。
オールラウンドな活躍が期待できる選手の獲得
![得点力が高いトーリアン・プリンス(中央)も獲得(Getty Images)](https://images.forbesjapan.com/media/article/64892/images/editor/288c680363146309eb58c7c70a6706a9d67eea98.jpg?w=1024)
フォワードのシューター問題に対して、レイカーズはトーリアン・プリンスと1年約450万ドルで契約しました。プリンスはサイズがあり、得点力が高いことが特徴のフォワードです。スリーポイントシュートも昨シーズンには約38%の確率で決めています。NBAの中ではスリーの確率が40%を超えるとエリートシューターと呼ばれるので、その手前にいるプリンスの攻撃力は非常に魅力的です。またディフェンスも悪くない選手なのでレイカーズの貴重なベンチメンバーとして活躍してくれそうです。
復活できるか? 八村塁と同じ2019年ドラフト、キャム・レディッシュ
![才能多きキャム・レディッシュ プレー面のムラをどう解決するか期待したい(Getty Images)](https://images.forbesjapan.com/media/article/64892/images/editor/7d2ef0a4126399c173d80072ad70b42ec61d7ff9.jpg?w=1024)
フォワードでは新たにキャム・レディッシュとも2年約460万ドルで契約しています。
レディッシュといえば2019年ドラフトで八村の次に指名がかかり、全体10位でNBAに入団した選手です。学生時代からチームを代表するエースでNBAでも期待が高い選手でしたが、所属チームでは怪我の多さやプレー面のムラがあることから、トレードされやすい選手になってしまい、今回で4チーム目になります。
ただ健康で集中している時間帯はチームのNo.2プレイヤーのような働きをして、オフェンス力はもちろん、ディフェンス面も非常に期待できる選手です。レディッシュは才能溢れるが故に各チームで攻撃と守備のどちらに特化させるべきか、明確にされずここまできた印象があります。