同社は2013年に創業し、特殊冷凍機「アートロックフリーザー」や特殊冷凍食材「アートロックフード」の販売を手がけている。2021年10月にアートロックフリーザーの発売を開始し、約1年半で400社以上が導入した。アートロックフードでは、カットフルーツやスムージーキット、寿司、うなぎの蒲焼きなど90点以上の冷凍食品を、自社ECで販売している。
同社の技術はこうだ。一般的な冷凍の場合、細胞内の水分が氷に変わる温度帯(0°C〜マイナス5°C)通過時に、氷結晶が大きく歪になることで細胞が損傷する。
一方、デイブレイクの冷凍技術は、急速かつ均一に冷却することで氷結晶が小さく生成され、細胞の損傷を極少化できる。そのためうまみ成分が流出しにくくなるのだ。また、独自の冷風湿度や冷風の当て方を取り入れることで、形状維持や調理済みのあたたかい食品の急速冷凍も可能にした。
調達資金は、特殊冷凍機のノンフロン化やIoT化、国内拠点の立ち上げ、海外進出などに充てていくという。
今回出資したのは、モバイル・インターネットキャピタル、環境エネルギー投資、パナソニックくらしビジョナリーファンド 、SMBCベンチャーキャピタル、事業会社2社。融資したのは、三井住友銀行 、りそな銀行 、西武信用金庫、商工中金、日本政策金融公庫 、肥後銀行。