食&酒

2023.07.13

コロナ明けで飲み会が本格復活、楽しんでるのはどの世代?

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コロナ禍で飲み会が激減し、職場はもちろん友達付き合いも疎遠な状態でした。しかし、新型コロナウイルス感染症の分類がインフルエンザと同じ5類に引き下げられたため、ようやく大手を振って飲み屋へ繰り出せるようになりました。

そういった中、20代~50代の男女へ飲み会に対する意識調査をR&Cマガジンが行い結果を公表しています。

まず、職場とプライベートそれぞれで飲み会へ参加する機会があるかについて問うたところ、全体ではどちらも半数以上が「ある」と回答。ただ、職場で36.4%、プライベートで29.9%の人が「飲み会自体がない」と回答しています。コロナ禍以前と比べた飲み会の状況は、職場の飲み会は48.8%、プライベートの飲み会は50.9%が「コロナ禍以前よりも減った」と回答しており、コロナ禍の影響はまだ残っているようです。

年代別に見てみると、職場での飲み会へ参加する機会はそれほど変わらないのですが、プライベートでは若い世代ほど飲み会に参加していることが分かります。

続いて飲み会1回あたりの飲み代の平均は4,327円で、参加回数は年17回とのこと。年間の飲み代は、単純計算で7万2,029円という出費となっています。プライベートでの参加が多い若い世代のほうが、飲み代の総額が多く20代では10万円を超えているとのことです。

最後に「飲み会は好きですか」と質問したところ、「好き」「どちらかといえば好き」を合わせると、全体では38.8%。ただ、若い世代の方が職場でもプライベートでも好きと回答した人が多く、「若者の飲み会離れ」などと言われてきましたが、意外と楽しんでいることが分かりました。

若者がプライベートでの飲み会を楽しむというのは分かりますが、職場での飲み会も楽しんでいるというのは驚きです。コロナ禍で広まったテレワークにより面と向かったコミュニケーションの欠如が、意外とコミュニケーションの大切さに改めて気がついたのかもしれません。たまには飲み会で息を抜くことも仕事のモチベーションを保つために大切なことなのかもしれません。

出典:R&Cマガジン「飲み会に対する意識調査」より

文=飯島範久

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