5.土星が「合」を迎える(8月27日)
NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute/Ian Reganこの日、輪を持つ惑星である土星は最も明るく、一晩中輝く。なぜか? 地球が太陽と土星の中間にくるので、土星が100%照らされているところが見えるからだ。日の入の頃に東の空に昇り、日の出の頃に西の空に沈む。しかし、土星の輪の見え方はわずかに細くなっていく。それが2025年まで続いて再びよく見えるようになる。ともあれ、この夜、そして実際には前後の数週間は、みずがめ座の中にある土星を見るために望遠鏡を準備するのがたのしい時だ。
6.「スーパー・ブルームーン」を見る(8月31日)
北半球でこの夏3度目で最後となる満月は「スーパー・ブルームーン」だ。同じ暦月(8月)に満月が2回あるために「ブルームーン」と呼ばれるが、月が29日間で地球を公転しているため、数年に一度起きる。地球に最も近い満月であるため、最高の「スーパームーン」でもある。地球から35万7344km離れたところで満月になり、1年で最も大きく最も明るい満月だ。満月の瞬間は8月31日10時36分。その前後の日暮れどきが見どころだ。7. 木星と月と「すばる」が並ぶ(9月6日)
輝く「すばる」(プレアデス星団「七姉妹」とも)が再び夜空に登場するだけでは物足りないといわんばかりに、夜遅い北東の空には明るい惑星、木星と、おうし座の中で56%輝く月が、すばるの両側に見える。肉眼でもすばらしい光景だが、双眼鏡があればいっそう美しい。各地の日の出/日の入り、月の出/月の入りの正確な時刻については、気象庁のウェブやこちらのサイトなどを参照されたい。
(forbes.com 原文)