宇宙

2023.06.23

流星群にスーパームーン 今夏、星々を楽しむために知っておくべきこと

パミール高原でペルセウス座流星群を眺める人物。2021年8月13日、中国、新疆ウイグル自治区にて(Photo by VCG/VCG via Getty Images)

6月から9月は、北半球の天体観測者にとって少々厄介な時期だ。特に高緯度の地域では遅くまで暗くならず、夜は短い。

そんな夏、夜遅くに見える天の川のアーチや、夏の大三角形を作る有名な3つの星といったいくつかの星景に加えて、必見の満月や惑星の合さらには夏の流星群も見ることができる。

この時期完全な暗闇になることはほとんどないが、黄昏時でも夜空を見続ける価値は十分にある。

2023年夏に北半球で星々を見るために知っておくべきこと紹介する。

1. 華麗な「バックスーパームーン」が昇る(7月3日)

北半球の夏で最初の満月「バックムーン(牡鹿の月)」は、2023年に4回ある中で最初のスーパームーンでもある。ただし4つの中で地球からの距離は最も遠い36万1934kmだ。月が100%輝く満月の瞬間は、7月3日月曜日20時39分(日本時間、以下同様)。そのわずか前に昇るところを見るのがおすすめだ(東京の月の出は19時14分)。

2. 金星が「宵の明星」から「明けの明星」へ

この夏、地球から見た金星の位置が劇的に変化する。7月7日に最大光度となる金星は、明るい「宵の明星」として地平線近くで華やかに輝いているが、その後太陽のまぶしさの中に沈んだ後、8月下旬頃から夜明け前の空に輝く「明けの明星」になり、9月中旬にに再び明るさのピークを迎える。

3. 壮観な「スタージョン・スーパームーン」を見よう(8月2日)

北半球でこの夏2度目の満月「スタージョンムーン(チョウザメの月)」はスーパームーンでもあり、地球から35万7530kmの位置で正確な満月になる。これは翌月の最も近い満月よりわずかに遠いだけなので「スタージョンムーン」はとても大きくとても明るい。8月1日と2日の夜が見ごろだ(満月の瞬間は8月2日3時32分)。

4.完璧なペルセウス座流星群(8月12日、13日)

毎時100個の「流れ星」が夜空に輝くところを見逃すな! できればキャンプに出かけるとよい。北半球で最も人気のある流星群は、ここ数年間、月の出ている空でピークを迎えていたが、2023年は月が沈んだ後にピークを迎える(8月13日17時頃が極大)。その明るさと速さ(および頻繁な「火球」)で知られるペルセウス座流星群は、太陽をおよそ133年かけて周回するスイフト・タットル彗星から生まれた。ペルセウス座流星群の名前は、流星がそこから出てくるように見える放射点がペルセウス座の中にあることからつけられた。
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翻訳=高橋信夫

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