電動二輪の販売や電気自動車(EV)充電インフラを提供する「Terra Motors(テラモーターズ)」は6月20日、シリーズCラウンドで40億円の資金調達を行ったと発表した。大阪ガス、東京センチュリー、住友三井オートサービス、ペガサス・テック・ベンチャーズが出資した。
同社は2010年に創業し、インドや台湾で電動二輪車、電動三輪車の販売を行ってきた。2022年4月に、初期費用も維持費用も無料のEV充電インフラ「Terra Charge」の提供を開始。EVの充電時間の設定や料金決済を行う専用アプリ、管理クラウド、設備設置工事などのワンストップサービスだ。マンションのほか自治体やホテル、ゴルフ場で採用されている。
今回調達した資金は、充電インフラ網の拡充、EVを基軸としたエネルギーマネジメントやデマンドレスポンス(電力供給量に合わせて需要量を調整する手法)による電力需給調整といった事業領域拡大などに充てるという。