NBA人気が米国はもちろん世界中に広まり、各国から莫大な放映権収入がNBA側に入ることでサラリーキャップも上昇している流れが続いております。これが選手の年俸が上がっている大きな理由です。
サラリーキャップをもう少し詳しく知りたい方はこちらの動画を是非見て下さい。2年前の動画なので今と少し違いますが、そちらも含めて楽しんで頂けますと嬉しいです!
年俸の過去スター選手比較
ではここからサラリーキャップが上昇したことで選手たちの年俸にどのような変化があったのか見ていきましょう。シカゴブルズに所属していたマイケル・ジョーダンの場合。
ジョーダンといえば2度の3連覇を達成し、今でもバスケットボールの神様と呼べる存在です。そんなジョーダンが1度目の3連覇を達成した1992-1993シーズンの彼の年俸はなんと約400万ドル(約5億円)でした。またその後1995-96シーズンは当時NBAの歴代最高勝利数である72勝を記録しますが、その時の年俸も385万ドルだったんです。
もちろん当時と現在の1ミリオンドルの価値は全く異なりますが、現在ロサンゼルスレイカーズに所属する八村塁の今シーズンの年俸が620万ドルなので、3連覇した時のジョーダンよりも約150%も多いのは驚きです。
またNBAの年俸は他のアメリカスポーツと比較してもかなり高額です。
例えば2019-2020シーズンではアメリカ4大スポーツの中でNBAの平均年俸が約830万ドルと最も高く、2位のMLBの平均年俸が約400万ドルでした。つまりNBAの方が2倍年俸を貰えるということなんです。
ちなみに先述したNBAが2016-17シーズンから新たに結んだ放映権をきっかけに、NBA選手の年俸もその前後を比較すると大きく変わっています。
例えばその前年2015-2016シーズンにリーグで一番年俸を受け取っていたのはレイカーズのコービー・ブライアントの年間2500万ドルでした。
ただESPNや、TNTの放映権が始まる2016-17シーズンのリーグNo.1の年俸を貰う選手はレブロン・ジェームズの3000万ドルに上がります。そしてその後は毎年リーグで一番の年俸を受け取る選手の金額が上がっていきます。次のページにその選手の年俸の変化を記載します。