2018-19シーズン ステフィン・カリー 3700万ドル
2019-20シーズン ステフィン・カリー 4000万ドル
2020-21シーズン ステフィン・カリー 4300万ドル
2021-22シーズン ステフィン・カリー 4500万ドル
2022-23シーズン ステフィン・カリー 4800万ドル
実は直近6シーズンでリーグNo.1の年俸を受け取っているのは全部カリーなんです。ほんと羨ましい限りですね(笑)
ちなみにカリーは所属チームのゴールデンステイトウォリアーズと2025-2026シーズンまでの契約をすでに結んでおり、契約最終年には、なんと年間5900万ドルの年俸が支払われます。ちなみにカリーのように超高額な年俸が保証されている選手は他にもいます。
ポートランドトレイルブレイザーズのデイミアン・リラードはチームと2026-2027シーズンまで契約を結んでおり、最終年には年間6300万ドルが支払われます。
ワシントンウィザーズのブラッドリー・ビールもチームと2026-2027シーズンまで契約を結んでおり、最終年には年間5700万ドルが支払われます。
このようにジョーダンの時代はもちろん、直近約10年で見てもNBAの年俸は大きく変化していきました。
超高額契約には問題点も!
ただこのような変化によって、チームにとっては厄介な問題も存在しています。最近は、超高額契約をした選手がチーム成績の不振からトレード要求を行い、そのチームから去ってしまうという例も少なくないということです。
例えば現在シクサーズで活躍するジェームズ・ハーデンは2017年に当時所属していたヒューストンロケッツと6年で2億2800万ドルの大型契約を締結しました。この契約は当時NBAでは史上最高総額の契約で大きな話題になりました。
この通りにいけば2022-2023シーズンまでハーデンはロケッツに在籍するはずでした。しかしチームの不振が重なり、不満を漏らしトレード要求を行い、2021シーズンにブルックリンネッツへトレードされました。ロケッツはハーデンに賭けたつもりが、結果的に契約期間を数年残し、チームから去られてしまいました。
選手がトレード要求する理由は様々あるものの、チーム側の視点に立てば大きすぎる代償です。このような事例も増えているため、今後大型契約に関しては何かしら見直しが入るかもしれません。
実際、先述したブレイザーズも今シーズンは期待されながらもプレーオフ進出は叶わず、エースのリラードをトレードする可能性があります。ただ年俸が大きすぎるだけに引受先のチームもリスクを考えるのは間違いないので、この辺りの動きは今まさにNBAで注目が集まっています。
いずれによNBAが儲かることで、選手のサラリーも上がっていく今のルールが変わる可能性はあるので、今後のチェックポイントです。今回は、過去から現在の年俸の変遷についてご紹介しました。NBAのお財布事情にも注目しつつ、僕らと一緒にNBAを盛り上げていきませんか?
連載:まっつん&しゃっくの素人NBA入門塾