教育

2023.05.01 10:00

小学生が「75×12-23×23=」を15秒で暗算。東大卒算数講師に手順を聞いた

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【2】23×23の計算

23×23は、「十の位が同じ2ケタの数どうしのかけ算」なので、おみやげ算で、次のように計算できます。
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・23×23の右の「23の一の位の3」をおみやげとして、左の23に渡します。
すると、23×23が、(23+3)×(23-3)=26×20(=520)になります。

・その520に、「23の一の位の3」と「おみやげの3」をかけた9をたした529が、(23×23の)計算結果です。

【3】(【1】の結果)-(【2】の結果)

【1】の結果(900)から【2】の結果(529)を引きましょう。頭の中で筆算をして解いてもいいのですが、繰り下がりがあって少し面倒ですね。

900のように「きりのいい数」から引くときに、便利な暗算法があります。
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「900-数=899-数+1」と変形できるのを使う方法です。「900-529」なら次のように計算できます。

900-529
=899-529+1
=370+1=371

「900-529」をそのまま計算しようとすると繰り下がりが厄介ですが、「899-529+1」なら繰り下がりがないのでスムーズに計算できます。

これにより、「75×12-23×23=371」と求められました。

おみやげ算ができるようになれば、今回の問題を15秒以内に暗算することも可能です。さまざまな計算法がありますが、おみやげ算を、そのひとつに加えてみるのはいかがでしょうか。まずは、11×11~19×19の暗算をマスターしましょう。




小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』(小杉拓也著、ダイヤモンド社刊)



(上記はダイヤモンド・オンラインの転載記事である。)

文=小杉拓也

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