【2】23×23の計算
23×23は、「十の位が同じ2ケタの数どうしのかけ算」なので、おみやげ算で、次のように計算できます。・23×23の右の「23の一の位の3」をおみやげとして、左の23に渡します。
すると、23×23が、(23+3)×(23-3)=26×20(=520)になります。
・その520に、「23の一の位の3」と「おみやげの3」をかけた9をたした529が、(23×23の)計算結果です。
【3】(【1】の結果)-(【2】の結果)
【1】の結果(900)から【2】の結果(529)を引きましょう。頭の中で筆算をして解いてもいいのですが、繰り下がりがあって少し面倒ですね。900のように「きりのいい数」から引くときに、便利な暗算法があります。
「900-数=899-数+1」と変形できるのを使う方法です。「900-529」なら次のように計算できます。
900-529
=899-529+1
=370+1=371
「900-529」をそのまま計算しようとすると繰り下がりが厄介ですが、「899-529+1」なら繰り下がりがないのでスムーズに計算できます。
これにより、「75×12-23×23=371」と求められました。
おみやげ算ができるようになれば、今回の問題を15秒以内に暗算することも可能です。さまざまな計算法がありますが、おみやげ算を、そのひとつに加えてみるのはいかがでしょうか。まずは、11×11~19×19の暗算をマスターしましょう。
『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』(小杉拓也著、ダイヤモンド社刊)
(上記はダイヤモンド・オンラインの転載記事である。)