AI

2023.04.15 10:00

メタやアリババも参入した「生成AI」戦争、後発4社の動き

センスタイム:AIチャットボット「SenseChat」

中国の大手AI企業のセンスタイムは10日、独自のAI言語モデル「SenseNova」とAIチャットボットの「SenseChat」を発表した。ブルームバーグによると、このチャットボットは子ども向けに童話を書いたり、コンピュータのプログラムを作成したり、Eメールを作成することが可能だという。

米国政府は、センスタイムの顔認識テクノロジーが中国政府による新疆ウイグル自治区の監視に用いられていると非難し、同社を制裁対象としている。このため、米国の投資家は香港市場に上場したセンスタイムの株式を購入できない。

バイドゥ:AIチャットボット「Ernie Bot」

中国の検索大手のバイドゥは3月16日、AIチャットボット「Ernie Bot(アーニー・ボット)」の最新版を公開した。同社のCEOのロビン・リーは、このボットが数学の問題を解き、プロンプトで画像や動画を生成し、中国の方言で会話するデモを披露した。

バイドゥはこのボットをまず、メディア企業や自動車メーカー、銀行を含む650社のパートナーに優先的に公開した。同社によると、発表から1時間以内に約3万社の企業がウェイティングリストに登録したという。

リーは2月の決算説明会で、Ernie Botをバイドゥの検索エンジンに実装すると述べていた。このボットは、同社のディープラーニングモデルであるErnie(Enhanced Representation through Knowledge Integration)をベースに開発された。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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