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2023.04.13 12:00

ChatGPTの不具合発見者に最大270万円の報償金

Getty Images

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OpenAI(オープンAI)は、人工知能が政府関係者やテック業界内の厳しい監視の目にさらされる中、物議を醸しているチャットボットChatGPT(チャットGPT)を含む同社のAI製品の不具合やセキュリティ問題を見つけたユーザーに、最大2万ドル(約270万円)を支払ういわゆるバグバウンティプログラムを開始する。

サンフランシスコに本社を置くOpenAIは、Bugcrowd Inc.(バグクラウド)と共同で展開するバグバウンティプログラムを通じて発見された不具合1件につき最大6500ドル(約87万円)を提供すると、4月11日のブログ記事で発表した。

このプログラムでは、AIシステムの不具合を見つけて報告し、同社がコードを変更するきっかけとなった場合に報酬が支払われる。報酬は、不具合の「可能性または影響」の程度に基づき、OpenAIの独自の裁量で決定される。

同社は「重大性の低い発見」に対しては200ドル(約2万7000円)を支払い、最大で合計2万ドル(約270万円)までを支払う可能性がある。

報酬の対象となる不具合には、研究レビュー段階にあるChatGPTのほか、ログイン、プラグイン、支払い問題、データ漏洩などがあり、ユーザーは、OpenAIから公開の許可を得るまで、これらの脆弱性を秘密にする必要がある。

同社はブログの中で、このプログラムは「透明性とコラボレーション」を促進するためのものであると述べ「リスクを防ぐために努力していますが、現実世界で人々が我々の技術をどのように使用するかをすべて予測することはできません」と認めている。

2015年に設立されたOpenAIは、11月にChatGPTを一般公開し、AIソフトウェアへの関心が一気に高まった。すでにOpenAIの支援企業の1つであるMicrosoft(マイクロソフト)は、今年初めに同社に100億ドル(約1兆3000億円)の追加投資を約束し、OpenAIを搭載したチャットサービスを同社のBing検索エンジンに統合することを開始した。
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翻訳=上西雄太

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