アーダーンは自身の気遣いと感受性、傷ついた人をハグして慰めるという本能的な性質にも言及した。「薄情でいるより、ハグ好きな人として批判される方がましだ。だから私はハグした」と語った。
そしてアーダーンは深い励ましの言葉で演説を締めくくった。
「心配性でも、繊細でも、優しくても、気持ちを前面に出す人でもいい。母親でも、そうでなくても、元モルモン教徒でも、そうでなくてもいい。オタクでも、泣き虫でも、ハグ好きでもいい。どんな人だっていい。どんな人でも、(議員として)ここに立つだけでなく、私のように国を率いることができる」
リーダーシップに方程式はなく、やるべきこと、やってはいけないことの整然としたリストもない。リーダーシップは個人的なものだ。アーダーンの言葉を考えるにあたって、1つだけ覚えておいてほしいことを挙げるとすれば、それは次のことだ。 自分のリーダーシップのもとで創り上げ、成し遂げ、実現したことを誇りに思うこと。それらを実現するために協力してくれた人に感謝すること。そして、まったくありのままの自分でいることだ。
(forbes.com 原文)