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2023.04.14 08:45

Z世代は趣味にもタイパ重視、世代ごとのお金の価値観の違い

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最近は物価高で家計を圧迫していたり、人口の減少によって将来に不安を抱く状況の中、お金に対する意識は若い世代とバブル期を経験した世代とでは違うのではないでしょうか。エイチームライフデザインの情報メディア「イーデス」がZ・X世代のお金に関する意識調査を行った結果、世代ごとの価値観の違いが明らかになっています。

まず、Z世代(18~26歳)とX世代(43~59歳)それぞれに、お金をどんなことに使いたいのか聞いたところ、どちらの世代も旅行・観光が1位となり、2位と3位も外食かファッションかという結果となりました。上位はそれほど違いが見られませんでしたが、X世代は4位に投資が入っているのと、Z世代は6位に推し活が入っているところがポイントとなっています。

続いて、お金をかけなくても楽しめることを聞いたところ、Z世代は1位に音楽鑑賞(23%)、2位がゲーム(20%)、3位に友人との交際費と特にない(19%)が。X世代は1位に特にない(27%)、2位に音楽鑑賞(23%)、3位に漫画・読書とスポーツ(17%)となりました。音楽鑑賞やゲーム、漫画・読書といった、今だと無料で楽しめたり、お金かかってもサブスク程度で楽しめるなど時代を感じますが、Z世代が3位に友人との交際費と回答しているところに、X世代との大きな違いが見られます。

趣味に対して「タイパ」や「コスパ」を意識するかとの問いには、大きく差がついたのがZ世代は、より「タイパ」を意識しているところ。無料で手に入るコンテンツが当たり前と感じていると思われるZ世代は、コスパだけでなくタイパも重要視しているようです。

最後に、貯金や投資を行っているかの問いには、Z世代は投資よりは貯蓄している人が多く、目的として欲しいものを買うためや旅行資金など近未来のため。一方、X世代も貯蓄が多いですが、投資も約4割の人が行っており、目的は圧倒的に老後資金という結果になりました。


こうしてみると、Z世代は今を楽しむためにお金を使いたいけど、コスパ・タイパを意識し、X世代は老後の資金のためにお金を貯めつつ、今もできるだけ楽しもうとしているようです。

筆者はX世代ですが、昔は音楽もゲームもお金がかかる時代だったので趣味にはあまりタイパやコスパはあまり意識しなかったのですが、現在の経済情勢やコンテンツに対する考え方の変化から、お金をかけるところが大きく変わってきたのかもしれません。あなたはどこにお金を掛けますか?

出典:エイチームライフデザイン「Z・X世代のお金に関する意識調査」より

文=飯島範久

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