独自の世界観
優れたリーダーは複数の視点、世界観をもって世界を見る能力がある。アイデアを逆手にとって可能性を見出すこともできる。新しい視点を受け入れれば、自分で可能だと思う範囲を超越できる。新しいアイデアは、それが現場からであれ、顧客からであれ、サプライヤーからであれ、あるいは取締役会からであれ、どこからでも吸収することができる。最も重要な視点やアイデアは往々にして、組織の下部や中間から生まれる。共感
チームと共感を通じてつながっているリーダーは、メンバーの敬意と忠誠心を集める。共感とは、目の前にいる人のことを、自分のことのように感じることだ。相手の立場に立ち、ものごとを理解しようとする。これは優れたリーダーの核となるものだ。相手に同意する必要はないが、共感を持って相手と向き合う意志が必要だ。状況認識
有能なリーダーは、自分のスタイルを、目前の状況に適応させ、今必要なものは何かを自問する。時には一歩身を引いて、自ら助けに入ることなく、部下に重要な課題を任せる。別の時には、パートナーや手足となって積極的に関わり、重要な締切を守るために部下と共に遅くまで残業する。状況に適応するリーダーは、目の前の任務に柔軟に対応する。紋切り型の対応に凝り固まることはない。ChatGTPとAIが今後重要となることに間違いはないが、それに脅威を感じる必要はない。AIには、退屈な作業や、人間的スキルを必要としない仕事を任せればよい。そうすることで、人間としてのあなた自身がリーダーの役割に没頭するための時間を作れるのだ。
(forbes.com 原文)