人事サービス事業を展開するヒューマネージは、企業で実施されたストレスチェックとエンゲージメント・サーベイの分析結果を発表しました。同社が提供する企業向けストレスチェックツール「Co-Labo」と、エンゲージメント・サーベイツール「Qraft」を使用して2020年に検査を行った約57万人と、2020年から2022年までの3年間の約187万人の経年データから得られたデータがもとになっています。
それによると、20代から50代以上のすべての年齢層で高ストレス者の割合が高まっていますが、20代と30代がもっとも高い数値が示されています。ちなみに、高ストレス者とは、自覚症状が高い、または一定程度ある人のことを言います。
高ストレス者の割合また、ストレス反応(ストレスが原因で現れる心身の変化)では、20代から30代の人たちに「疲労感」が強く表れていました。ストレス反応には段階があり、疲労感からイライラ感、緊張感、身体不調感、憂うつ感へと移行すると言われています。その第一段階である疲労感は、まさにストレスの注意信号と言えます。
ストレス反応の平均点3が標準、数値が低いほど悪い状態
この調査では、高ストレス者が増えている理由までは示されていません。コロナの影響で遊びに行くこともできず、閉塞感が強まっているせいでしょうか。ストレスはなかなか気づかないものです。とくに若いみなさんは、なんだか疲れる、イライラすると感じたら、ストレスが溜まっているサインだと思って、適切に対処しましょう。
プレスリリース:コロナ禍の3年間、働く人のストレス状態は「悪化」傾向が続く 特に、若手社員の「疲労感」が高まる結果に