教育

2023.02.03

米国トップクラス大学の過半数で女性または有色人種がリーダーに

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Forbesが発表した米国の大学ランキング上位20校のうち11校が、今秋までに女性または有色人種のリーダにが率いられることになり、米国で最も評価の高い大学の学長に画期的な変化が起きている。この1年半の間に名門大学で相次いだ学長の辞任、退任、交代を受け、新たなリーダー像が浮かび上がってきた。

11の教育機関は以下のとおりだ。

・マサチューセッツ工科大学は、今年1月からサリー・コーンブルースを新学長に任命

・ハーバード大学は、ローレンス・バコウの後任として、黒人で初めて、女性では2人目となるクローディン・ゲイを学長に任命

・カリフォルニア大学バークレー校は、2017年からキャロル・クライストが理事長を務めている

・コロンビア大学は、ネマト・「ミノーシュ」・シャフィクが間もなく初の女性学長に就任

・ペンシルバニア大学は、M・エリザベス・「リズ」・マギルが率いている

・ダートマス大学は、シアン・リア・ベイロックが女性初の学長となる

・コーネル大学は、マーサ・E・ポラックが14代目学長を務めている

・ブラウン大学は、クリスティーナ・パクストンが第19代学長に就任

・ライス大学は、2022年にレジナルド・デロッシュを学長に採用した。彼は同大学を率いる初の黒人男性である

・ウィリアムズ・カレッジは、2018年にモード・マンデルが学長としての任期を開始

・カリフォルニア大学サンディエゴ校は、2012年に就任したインド系アメリカ人の科学者、プラディープ・コスラが率いている。

このリーダーシップの変化の大きさを示すものとして、Forbesのトップ20に入ったアイビーリーグ8校のうち6校が女性によって率いられ、これらの学校の歴史の中で、これほど多くの女性がその任に就くのは初めてであることが挙げられる。

もう1つの比較としては、2023年の秋学期開始時に女性または有色人種が指揮を執ることになるトップ20の11校のうち、10年前にはハーバード大学、ブラウン大学、ペンシルバニア大学、カリフォルニア大学サンディエゴ校の4校しかそのような指導者はいなかった。

また、現在の上位20校をすべて振り返ると、10年前の2013年には、上記の4校と、2013年にシャーリー・ティルマンが学長を退任したプリンストン大学を加えた5校だけで、女性または有色人種がトップの座に就いていたのである。
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翻訳=上西雄太

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