学校で良い成績を収めた人の中には、学業からキャリアの成功がもたらされると考えている人もいる。しかし現実として、こうした人と関わる人は教育が一つ目のステップであることを理解している。残りは、作業への応用から来るものだ。モス・ハートが「才能を変換する力」と呼んだ能力が、商品やサービス、芸術作品など価値のあるものを生む。
道が直線であることはまれ
もちろん、才能と努力があれば成功が保証されるわけではない。逆境に直面することも多く、そうなれば失敗する場合もある。
ここでの課題は、失敗で自らを定義するのではなく失敗から学ぶことだ。ハートは『Act One』に「自己憐憫(れんびん)は心地良い感情ではなく、無益でもある。何も得られるものがないので、すぐに暗たんたる絶望が生まれる」と述べている。
モス・ハートが書いた劇作は全て成功を収めたわけではなく、エミリー・ファルビーが書く曲が全てヒットするわけではない。課題は謙虚な姿勢や間違いから学ぶ意思を持つことだ。改善方法を学ぶ手段として、失敗から学ぶこと。
(forbes.com 原文)