有害なポジティブさの環境と取り組んでいる人たちのために、著者は次のような助言を紹介している。
1. SNSには有害なポジティブさがたくさんあることに注意する。これは、他のユーザーとやり取りする時、あなたの期待を調整するのに役立つだろう。慢性疾患の体験を共有することで、満足できる会話が得られたとしても、同時に、失望や聞いてもらえない感覚が残るかもしれない。
2. 別のSNSサイトに切り替える。サイトによって他のサイトよりも制御されていて、助けになるところがある。投稿されるコンテンツを注意深くチェックしてくれる有能な管理者のいる小さなグループを探してみよう。
さらにルコント=ヴァン・パウクは、自分が有害なポジティブさのある言語を、たとえ偶然にでも使わないためのアドバイスも述べている。
1. 投稿する前によく考える。投稿、コメント、返信などを送信する前に、自分の言葉がどのように受け止められるかをよく考え、相手が目の前にいると思って書くこと。思いやりの気持ちを表現するときは「I am sorry/sad/shocked that」のように、言葉を「I am」(私は)で始めると良い。
2.隠された意味に注意する。「Hang in there!(がんばれ!)」「You’ve got this!(君ならできる!)」「You are a warrior!(君は戦士だ!)」などの言い回しは、相手の言いたいことにあなたが興味を持っていないという信号を送ることがある。
3. 正直であれ。最初は正直でいることを少しリスキーに感じるかもしれない。しかし、あなたが(オートサジェストされた返信などではなく)自分の言葉を使い始めるとオンラインでのやり取りがずっと満足のいくものになる。
心理学者、マーゴ・ルコント=ヴァン・パウクが彼女の最新研究について説明しているインタビューの全篇は、A psychologist explains how to not be toxically positive with your online (心理学者が説明するオンライン・メッセージで有害なポジティブさに陥らない方法)で読むことができる。
(forbes.com 原文)