同僚とSNSでつながるべき? 友達申請を承認する前にすべきこと

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交流サイト(SNS)上で同僚から友達申請を受けるのは珍しいことではない。クリエイティブ業界では特にそうだ。SNSは、一緒に働く人の近況を知る方法として一般的になりつつある。

今の時代、あなたがインスタグラムに投稿するストーリーを上司が見ていて、「いいね」をつける事もあり得る。SNSは仕事とプライベートの境界をあいまいにする。これにより同僚との距離が近づくこともある反面、うっかりした投稿が自分の仕事や職場環境に影響を与えかねないというプレッシャーも生じる。

ホスティング業者検索サイトの「WhoIsHostingThis」は、SNSがキャリアに与える影響を調べるため、900人以上を対象にアンケートを行ったところ、次のような興味深い結果が出た。

・半数以上(51%)が、SNSが職場で自分の不利になるように使われることを懸念している。実際、採用権限のある地位に就く人の5分の1以上が、SNSを理由に候補者を不採用にしたことがあると回答した。

・ほぼ5人に1人が、職場でSNSを自分に不利な形で使われたことがあった。

・16%が、採用面接でSNSの内容を不利に使われたことがあると答えた。

SNSが職場でのコミュニケーションの一部となりつつある中、同僚とSNS上でつながることは避けられないかもしれない。そんな状況は、以下の方法でうまく切り抜けよう。

投稿内容をすべてチェックする


SNSのアカウントは使用中のものも使用していないものも含め、全ての内容を確認し、見られたらまずいかもしれない投稿は全部消去すること。時間がかかるかもしれないが、投稿が職場で問題を起こしかねないことを考えれば、さかのぼって消去する十分な理由はある。残された内容が、自己ブランドや人々に与えたい印象と一致しているようにすること。

プライバシー設定を変更する


あなたはいまだに、もはや廃れてしまったSNS「マイスペース」のアカウントを持っているかもしれない。もし、アカウントの内容を確認して特定の投稿を消去するのが難しければ、プライバシー設定を変更して、親しい友人と家族しか閲覧できないようにすること。

この点は、求職中の場合に特に重要だ。転職エージェントの多くは定期的に候補者をオンライン上でチェックしてふるいにかけている。インスタグラムでは自分の選んだ人だけが見られるストーリーを作れるが、これと同じように、プライバシー設定を調整して、自分の投稿を閲覧できる人を管理しよう。

投稿前によく考える


SNSへ自分の日常を事細かに投稿するのが習性になっている人がいる。インフルエンサーはそれで収入を得ているし、家族や友人に近況を知らせるためにやっている人もいる。あなたがそういった人の一人であっても、そこまで更新頻度が多くなくても、投稿前には一度立ち止まって考えること。

先述の調査では、半数が職場でSNSが自分の不利になるように使われることを懸念していた。投稿内容についてよく考え、同僚がどう受け取るかを考えることで、失敗を避けられる。4人に3人以上の回答者が、SNSの内容を仕事先に知られても安全なものに保つ方法としてこれが有効だと考えている。

編集=遠藤宗生

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