ライフスタイル

2022.10.09 12:30

英王室も愛する、イングリッシュ・スパークリングワインの魅力とは


イングリッシュガーデンを臨む開放的なテイスティングルームでは、ロゼやドゥミ・セック、そしてプレステージ含む7種類のキュヴェをテイスティングさせていただいた。それぞれ異なる個性を放ちながらも、類稀なるテロワールとこだわり抜いた栽培・醸造を反映した「清らかさ」、芯の通った「エレガントさ」は共通して感じられ、ナインティンバーならではのアイデンティティを垣間見ることができた。

加えて、今回確信したのは、和食との親和性だ。果実味が絶妙なラインで抑制され、洗練されたミネラル感が主体となったナインティンバーのワインは、食材の風味を生かす和食など軽やかな料理に寄り添い、食のライト化が進む世界の飲食シーンでの活躍の可能性にあふれている。

体全体に溶け込むような繊細な泡の余韻に浸っていると、テイスティングルームの棚に飾られていたボトルがふと目に留まった。

ナインティンバー プラチナ・ジュビリー・リミテット・エディション
(左)7種類のキュヴェのテイスティング (右)プラチナ・ジュビリー向けにデザインされた限定ボトル

プラチナ・ジュビリー向けに特別にデザインされた「ナインティンバー プラチナ・ジュビリー・リミテット・エディション」である。光沢をまとったホワイトカラーにユニオンジャックが上品にあしらわれたそのボトルデザインに、自国への敬意と誇り、そしてイングリッシュ・スパークリングワインの明るい未来を感じとることができた。天に召された女王陛下も、これからやってくるイングリッシュ・スパークリングワインの黄金時代を心待ちにされているに違いない。

文=瀬川あずさ

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