「1人1台のiPad」を4000人に導入 日本の学校を支えるApp Storeの信頼性

2008年にiPhoneのアプリサービスとして設立されたApp Store。現在はiPadのほか、Apple Watch、MacでもApp Storeが利用できる

文部科学省によるGIGAスクール構想の下、全国の学校がそれぞれに「生徒1人に1台の端末」と「高速大容量の通信ネットワーク」の普及を押し進めている。

大阪府の近畿大学附属高等学校・中学校では、先駆けて2013年から「iPadのある学校」をつくり、生徒1人ひとりが自由にiPadを使える環境を整えてきた。教職員を含む約4000人が集う大所帯の中で、iPadがどんなかたちで安全に活用されているのか、同校教育改革推進室の室長である乾武司氏に聞いた。

AppStoreのアプリは人の手で安全確認が行われている


多くの人々がモバイル端末に大切な個人情報を入れて毎日使うことを前提として、アップルはiPhoneにiPadなどのデバイスに強力なセキュリティ保護機能を組み込んできた。デバイスと対になるアプリのダウンロードサービスである「App Store」の安心・安全を守ることも同社の大きなテーマだ。

App Storeには現在、ユーザーがダウンロードできる約200万のアプリが揃う。AppStoreの安全性は、アップルが定めるガイドラインに沿うことに同意したデベロッパが開発したアプリだけを揃えることで担保する。そしてAppStoreからのダウンロードは第三者からの干渉を受けることなく、ユーザーのデバイスまで安全に届けられる。
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編集=安井克至

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