「スポーツって、メジャーだから感動が大きくて、マイナーだから小さいということはないと思うんです。マイナーなリーグ、マイナーなスポーツでも熱い気持ちを持ってプレイしている選手、運営しているチームのスタッフの方がいるので、どの競技もめちゃめちゃ面白いんですね。でも多くのスポーツチームは『あるけど見えない』という状況です」(秋山さん)
チームは存在するのに、試合は面白いのに、それを発信するノウハウや手段がないために、その存在が見えていないということだ。
「その面白さを知りさえすれば、サポートをしてくれるファンがどこの地域にも必ずいるというのは、今までの経験で感じているので、チームとファンを繋げるポイントをたくさん作るっていうのが直近の我々の使命かなと思うんです。そのためには、アプリを作るようなお金がないというマイナーなスポーツやリーグ、資金のないチームでも導入しやすいという点を重視しました」(秋山さん)
「Player!」の公式サイト画面。これだけの数の競技に対応可能
実際にアプリを作ったスポーツチームからは「ファンとの距離が近くなった」という選手の喜びの声の他、「試合結果が自動的に画像生成されるので、Twitter連携がスムーズになった」「ファンクラブの顧客管理が自動化された」など、業務の効率化に繋がる導入のメリットを実感しているコメントも多数寄せられているそうだ。
「日本中のスポーツチームが公式アプリを持つようになるのは、それほど遠くない未来にあり得ることなんじゃないかと思ってます。さらにテクノロジーが進化すれば、スポーツは今よりもっと身近になって街の草野球チーム、あるいは選手個人が地域ファンに応援されるためのツールを持っているなんていうことになるといいなと思っています」(秋山さん)
オンラインで取材に対応してくれたookamiの開発責任者、秋山弥生さん
スポーツは自分がプレーしなくても、観戦するだけで元気をもらえたり、スポーツを通じて友達ができたり、新しい出会いが生まれたりと魅力がたくさんある。
秋山さんはそんなスポーツの魅力をひとりでも多くの人に知ってもらい、誰もがひとつは好きと言える“マイスポーツ”、推しのチームがあるという世の中になってほしいと語ってくれた。
スポーツ好きな人は推しのチーム、スポーツにそれほど興味がない人は、今住んでいる場所や、ふるさとに関連するチームが「Player! WHITE」のアプリを作っていないか調べてみてはどうだろう?
スマホを見るたびに、応援しているチームが試合で頑張る姿は、きっと日々の暮らしに彩りを添えてくれるはずだ。