パンデミックの余韻が残るなか従業員のストレスは過去最高水準に

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従業員の成長を支援する具体的なステップ


ギャラップのレポートは、ストレスや燃え尽き症候群を増やし、従業員のウェルビーイングを損なうようなネガティブな職場体験の主要因を3つ挙げている。

・職場で不当な扱いを受けている
・管理しきれないほどの仕事量
・不明瞭なコミュニケーションと上司のサポート不足

これらの結果は、私がクライアントから聞いた話と一致しており、私がコーチングするエグゼクティブに強調していることを反映している。従業員が職場で生き生きと働くために、あなたができることを見つけてほしい。従業員が不当な扱いを受けていると感じているかどうか、率直に尋ねみてみることだ。どうすれば仕事量をこなせるようになるか、従業員から意見を求めよう。直属の上司と明確かつ頻繁にコミュニケーションをとろう。仕事での様子や、それ以外の生活の様子を聞いてみよう。もし彼らが困難や問題に直面しているのであれば、彼らをサポートするために何ができるかを考えよう。

これは複雑なことではない。ロケット科学でもない。難しいのは、高いレベルの関心とサポートを維持することだ。パンデミックの初期に従業員に対する懸念のレベルが急上昇し、その後再び低下したという事実が、それを維持することがいかに困難であるかを物語っている。ウェルビーイングへのコミットメントが企業文化に浸透し、日常的な戦略的必須事項として認識されない限り、従業員へのサポートを維持することはできないだろう。従業員は、その配慮が本物で一貫していることに気づくものだ。そして、この約束を実現する組織には、エンゲージメント、忠誠心、生産性という形で報いることだろう。

翻訳=Akihito Mizukoshi

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