経済・社会

2022.06.17 20:00

サル痘は性感染症か、WHOが調査 欧州に定着のリスクにも「現実味」

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性感染症の可能性を調査


サル痘は広く知られていたウイルスの一つで、これまでは西アフリカと中央アフリカの一部で流行が起きていた。だが、研究者や公衆衛生の専門家らは今年5月以降に欧米などで報告されている感染について、アフリカ地域などへの渡航とは無関係だとみている。
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感染者の主な症状は、発熱や特徴的な発疹などで、たいていの場合は数週間で回復する。WHOによると、5月以降に感染者が確認された国では現在のところ、死者は報告されていない。ただし、過去には感染による死者も出ている。WHOはブラジルで死亡した1人について、調査を進めているところだという。

サル痘について分かっていないことは、これが性感染症であるのかどうかということだ。これまで感染経路は主に、密接な身体的接触であるとされてきた。だが、イタリアとドイツで感染者の精液からウイルスが見つかったとの報告があったことを受け、WHOはさらに詳しい調査を開始している。

編集=木内涼子

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