履歴書や面接のスキルが主な問題だと思うかもしれないが、自分についてどのように考えているか(または話しているか)ということが原因かもしれないと知れば驚くかもしれない。私は数十の業界で優秀な人材を指導してきた経験から、慎重に扱わなければキャリアをだめにしてしまう感情があることに気づいた。
ここでは、あなたのキャリアの成長を阻み、新たな仕事を探しているときに選択肢を制限しているかもしれない5つの言葉を紹介する。
1. 「私の履歴書には上級職がない」
新たな会社で管理職の役割に就く準備ができていて、その経験を持ち合わせた人と話すと、自分の経験に合致する役職が履歴書に書かれていないことを最も恐れている場合が多い。こうした人は、それを理由に上級職への応募をためらったり、こうした役割に応募したときに面接でうまく行かなかったりする可能性がある。
そこで、あなたのリーダーシップや戦略スキルを示す具体例や達成事項を非常に明確にすべきだ。こうした例を履歴書や面接で強調し、人材あっせん業者や人材を必要とする管理職に自信を持って説明しよう。
2. 「最近就いていた仕事は格下げしたものでした」
それまでのキャリアの軌跡にあまり合わない役割に就いたり、新たな業界に転職する役に立つと思って一歩後退したりしたが、今はそのことを後悔しているかもしれない。しかし、こうした状況を理由に次に求める仕事を諦めれば、確実にキャリアの成長は止まる。
自分や他者に伝えるストーリーを見直すこと。キャリアは直線的なものではなく、多くの曲折がある。自分の経歴を軽視するのではなく、学んだ教訓や得た経験を、以前の道に戻る準備ができた理由を説明することに活用しよう。格下げができるのであれば、格上げも可能だ。
3. 「年齢が高すぎるせいで雇ってもらえない」
職場では残念なことに年齢差別が実際に存在し、若者も年配者もどちらも大きな不満を抱える場合がある。しかし経験豊富な人材は、選択肢を狭め、自分の分野の専門家やリーダーでないかのように転職活動に臨む場合が非常に多い。
私の最近の顧客は、15年以上にわたる経験が逆効果になっていることを恐れていた。しかしその原因を探ると、彼女は誤った役割に応募していた。彼女は長年の経験を生かして管理職に当たるポジションを追求するのではなく、彼女の経歴では明らかに資格過剰な中堅職に妥協していたのだ。
制限を設けたり、自分は不適格と考えたりするのではなく、あなたが提供できる長年の経験や専門性が求められる仕事を見つける方がよい。