ライフスタイル

2022.05.22 12:30

どこよりも早く紹介 新型日産フェアレディZの「良し悪し」

いち早く米国で試された「新型 Z」そのインプレッションをお届け

いち早く米国で試された「新型 Z」そのインプレッションをお届け

「コストパーフォーマンスが世界一じゃないか?」「ルックスは格好良い!」「$39,990のエントリー価格は安い!」「400馬力のパワーは十二分!」。「でも、なんだ、コンピューターの制限のせいでバーンアウトができない!」(バーンアウト=停止状態で後輪タイヤを空回りして白煙を上げること)。

アメリカのメディアやユーチューバーが日本の新型車に対して、こんなに興奮したのは久しぶりだ。そのわけは伝説的な日産「Z」(日本で呼ぶ「フェアレディZ」) が帰ってきたから。50年以上前に登場した初代「240Z」は、日本のスポーツカー、いや世界のスポーツカーのあり方を塗り替えた。そのルックス、パワー、コストパフォーマンスと言うコンビネーションはどのスポーツカーよりも優れていた。

そして2022年、新しいZが見事にカムバックした。

街を走るZ

言うまでもなくアメリカは主な市場ということで、どの国よりも早く試乗会が今回、ラスベガス・モータースピードウェイで行われたので、どの日本の媒体よりも早くその試乗インプレッションをお伝えしようじゃないか。
 
日本で「フェアレディZ」と呼ばれているけど、海外では、ただ「Z」というネーミングになっている。どのメディアも何でそんなに盛り上がっているかというと、多くの理由がある。

まずは、アメリカでの価格設定。その400馬力のベーシック仕様は何と、$39,990。それはどう言うことかというと、つまり、1馬力はが$100に当たると言うこと。今は、ドル:円の通貨レートは、1ドル=130円と少し狂ったけど、数カ月前だと、1馬力は1万円と言える価格設定。そんなスポーツカーはなかなかないぞ。ちなみに、6速MT仕様と9速AT仕様は同価格。日本では、ベーシック仕様は524万円なので、コストパフォーマンスはアメリカほど劣るのは事実だけどね。

他の理由は当然、400馬力のV6、それに6速MTと9速ATの選択。もちろんルックスも歴代のモデルから美味しいデザインヒントを受けているし、ハンドリングはスープラよりも良さそう。

ということで、アメリカの人気ユーチューバーの試乗インプレッションを見てみよう。
次ページ > ベタ褒めではないところがリアル

文=ピーター ライオン

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事