2. 消費するメディアを選ぶ
人気のソーシャルメディアアプリの基盤となるアルゴリズムが、私たちを病みつきにさせるように作られていることは有名だ。健康的な食べ物が体のエネルギーとなるように、取り入れる全ての思考があなたのパフォーマンスに影響を与える。そのため心の肥やしにする情報について意図的に考えよう。最高の結果を出せるよう、ソーシャルメディアの消費を最適化すること。
3. 不平を言うのをやめる
言うのは簡単だが実行するのは難しいことだ。それでもペレルは、自分が1日を通してどれほど不平を言っているかを認識することが重要だと述べた。不平を漏らせばネガティブな感情が繰り返され、エネルギーが吸い取られ、友人はできない。常に文句ばかり言っている人とはおそらく付き合いたくないだろうし、あまりに文句を言ってばかりだと友人も周囲にいたがらない。
この病を癒やすには高い自己認識が必要だ。心理学者らは、不平を漏らすことは目的にかなっていることだと述べている。他者が私たちの苦境に同情してその懸念を認めてくれることで、私たちはある程度安心が得られるのだ。
愚痴は言語と同じくらい古いコミュニケーションの形なので、文句を言うのを一切やめろとは言えないが、文句を言い過ぎている場合にそれを意識することはできる。
文句を言いたい衝動に駆られたら、代わりにポジティブなことを言おう。あるいは、3つポジティブなことに言及して愚痴とのバランスを取ろう。そうすれば、気分や態度、考え方が改善することに驚くはずだ。
4. 感謝する
米国では11月の感謝祭になると、多くの家族がテーブルを囲み、自分と関わりがある人やさまざまな出来事に感謝の気持ちを述べる。しかしペレルは、これを1年のたった1日のために取っておくべきではないと語った。
ペレルの家族は夕食の席で、子どもに対し何に感謝しているかを尋ねることで「1年に364日、感謝祭のリハーサル」をしている。
行動心理学者らによると、私たちは生まれつき感謝しないようにできている。そのため私たちは、意図的に感謝を表現しなければならない。人類は潜在的な脅威を非常に強く意識することで生き残った。この「ネガティブさへの偏り」は、私たちの日常の思考を支配している。
ロイ・バウマイスター教授(心理学)は「悪い力が1日中私たちの気分を支配し、決断を導いている。悪いものは、私たちがその不相応に大きな影響を乗り越えるられるようになるまで、私たちの感情や世界の見方をゆがめてしまう」と述べた。
故コリン・パウエル元米国務長官はかつて「楽観主義は戦力倍増要因だ」と述べた。パウエルによると、真の楽観主義者は悲劇や問題を認めつつ、危機の中に解決策や機会点を探すことにエネルギーを費やす。
起業は、精神面の障壁がなくても十分難しいものだ。こうした障壁を消し去り、成功の可能性を最大化すること。