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I solve the “people pain points” that keep leaders awake at night.

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リモートワークとオフィスワークが混在する「ハイブリッド型」勤務形態は長続きするものではない、という意見が最近取りざたされている。リモートワーカーとオフィスワーカーが混在すると、2つの階層が生まれることにつながるという主張だ。オフィスにいる従業員が、信頼と帰属意識の世界を享受できるのに対し、自宅で仕事をする従業員は孤立感に苛まれ、キャリアの機会すら失いかねないという。

しかし、この主張には3つの致命的な欠点がある。それらは、ハイブリッド勤務が、特にスマートな組織において今後も存続する理由を説明している。

第一に、すべての人が帰属意識からモチベーションを得るわけではない。筆者創業のコンサルティング企業リーダーシップIQが実施したオンラインテスト「What Motivates You At Work?(あなたが働くモチベーションは何?)」において、人々の労働意欲を高める原動力には、大きく分けて「帰属」「達成」「権力」「安全」「冒険」の5つがあることが明らかになった。

「帰属」のスコアが高い人は、職場の人たちと温かく友好的な関係を築くことが、高いモチベーションにつながる。このタイプは多くの人から好かれる傾向にあり、他の人と協力して仕事ができる場合にモチベーションが高まることが多い。明らかに、オフィスで働くことで得られる帰属感の恩恵を最も受けやすいタイプだ。しかし、これらの人々は従業員の約32%にすぎない。

一方、「達成」のスコアが高い人は、仕事に挑戦や競争の要素があるとき、タスクやプロジェクトに没頭できるとき、完璧な仕事を提供できるときに、高いモチベーションを得る。あまり対面でのやり取りを欲するタイプではなさそうだ。こうしたタイプは全体の約30%に上る。

第二に、あなたのオフィスでは、個別に仕事をする時間と、共同作業をする時間の割合はどのくらいだろうか? 皆がオフィスで働いていた頃を思い出してほしい。自分のブースのドアを閉めて仕事に集中していた人はどれくらいいただろうか? オープンオフィスの職場の場合は、ヘッドフォンを装着して同僚の気配を消していた人はどのくらいいただろうか?

もちろん、1人だけで仕事をする時間は会社によってまちまちだろう。しかし、自社に最適な労働モデルを検討する際には、それが重要な要素となる。週に数日、自宅で仕事をすることで、従業員の生産性が向上する場合もあるだろう。そうすれば、オフィスにいる時間を、対面で共同作業をするための時間に回すことができるし、その共同作業もはるかに充実したものになるだろう。

翻訳=高橋朋子/ガリレオ

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