女子選手で年収トップの大坂なおみ、自宅待機中に目指すこととは


精神面で別の課題も


大坂が最近になって大きな課題だと感じていることの一つが、自ら“壊滅的な影響”を及ぼしていると表現する「内気さ」の克服だ。

「注目してもらえるようになってから何年かたちましたが、私にとってそれは、以前から難しいと感じられることです…会ったことがない人と会うことは、私にとっては簡単ではありません」

「…これは、私が今後も、自分に厳しくし過ぎないようにしながら、取り組んでいかなければならない課題です。ずいぶん進歩し、以前より自信も持てるようになりましたが」

大坂はまた、次のようにも語っている。

「シャイでも、それほど積極的に発言できる人ではなくても、メッセージははっきりと伝わるはずです」

「全員が同じようにはなれないことを、分かってもらえるのはうれしいことです。何でも言える人もいれば、私のようにあまり言わない人もいます。ですがそれは、私たちにはそれほど言いたいことがないという意味ではありません。私たちなりの言い方があるというだけです」

大坂は当面、パートナーを組む企業とテニス、それらを通して精神的に強くなること、そして、完璧なリゾットやフォカッチャに力を注ぐことになるだろう。もともと料理は好きだというが、普段はあまり家にいる時間がない彼女。フォカッチャをうまく焼けることや、リゾットやサーモンボウルをおいしく作れることに最近になって気づき、家族そろって驚いたところだという。

編集=木内涼子

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