せっかちな私がミュシャの塗り絵で「今」に向き合ってみた#ポジティブチャレンジ

Forbes JAPAN #ポジティブチャレンジ (サムネイルデザイン=高田尚弥)


体験して感じた新しいリラックスの仕方


塗り絵、ミュシャ、やってみた
単純な作業なので、読書などと比べると集中しやすい

いざ塗り始めると、やることが明確なので悩まずすぐに集中できました。最初は、いつも勉強や仕事をしている机の上でやっていたのですが、1時間ほど経つと体も痛み集中力が切れ始めます。考えてみると幼稚園の頃に塗り絵をしていた時は、毎回机に向かうのではなく床に座って遊んでいた時もありましたよね。そこで、両親に不審な目を向けられながらも、床で塗り絵の続きを再開してみました。

ここで気づいたのは、無意識にそれぞれの部屋や場所がもつ意味をうまく利用することです。私の場合は、自分の部屋の机は勉強などのタスクをこなす「仕事場」で、家族で過ごすリビングは「プライベートな空間」だったのです。皆さんも自分の中で意識的に、あるいは無意識のうちに作り出している空間の使い分けを利用してリラックスタイムを過ごすと効果が上がるかもしれません。

その後もひたすら塗り続け、3時間ほどで完成!絵の上手い下手に関係なく、ミュシャの絵のおかげで納得のいく完成度になりました。

ミュシャ、塗り絵、friendship
細かい柄の方が、案外塗りやすいのかもしれない

私はいつも自由な時間ができると、音楽を聴いたり映画を観たりすることが多いのですが、塗り絵というのはそれらと一味違ったリラックス感があることに気づきました。

パソコンの画面から離れ、何も考えず塗ることだけに集中できる時間は、とても贅沢な時間なのかもしれません。また、集中できる作業があることで過去のことを振り返ったり、未来のやらなければいけない仕事を思い出すのではなく、「今」に集中できることも塗り絵の特徴ではないでしょうか。静かで心も落ち着き、丁寧な作業の塗り絵は、スローライフの考え方にぴったり。皆さんも家で過ごす時間を「じぶん時間」に当てて、ぜひ塗り絵にも挑戦してみてくださいね。

Forbes JAPAN Webで展開する、家でできる「#ポジティブチャレンジ」。次回のテーマは「工夫する」です。ある人の暮らしに憧れる女性エディターが挑戦します。

(1日目「整える」モノを愛する私が「捨てない片付け」をやってみた
(2日目「学ぶ」 旅行を断念した私がMoMAオンライン講座を受けてみた

文=田中舞子

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