旅行を断念した私がMoMAオンライン講座を受けてみた #ポジティブチャレンジ

Forbes JAPAN #ポジティブチャレンジ (サムネイルデザイン=高田尚弥)

Forbes JAPAN Web編集部がゴールデンウィーク中におうち時間の楽しみ方を実践する「#ポジティブチャレンジ」。2日目のテーマは「学ぶ」。渡邊雄介が担当します。

世界的に流行している新型コロナウイルスの影響で、ゴールデンウィークに計画していた海外旅行をキャンセルし、外出自粛生活をいかに充実させるかについて頭を悩ませている人も少なくないのではないでしょうか。かくいう私も半年前から計画していたアメリカ旅行を断念せざる得なくなったひとりです。

そんな私がゴールデンウィークにトライしてみたのが、ニューヨーク近代美術館(MoMA)が無料で提供しているアート学習オンラインプログラムです。MoMA監修のプログラムでアートについて学ぶなんて、少しハードルが高そうとも思ったけれど、自宅での外出自粛生活の中、少しでも海外旅行の気分を味わせてくれる「絶好のチャンス!」と捉えて挑戦してみることにしました。

MoMAには学生時代に一度だけ観光で訪れたことがありましたが、もしアートに興味がなかったとしても、テレビなどで誰もが一度は見たことがあるゴッホやピカソの名画から、アンディ・ウォーホール、ジャクソン・ポロックのようなアメリカの巨匠の作品が一挙に展示されており、誰でも楽しめる内容だったと思います。


マンハッタンのミッドタウン53丁目に位置するMoMA。20世紀の名作を鑑賞することができる(Shutterstock)

そんなMoMAが監修を務めたオンライン講座が無料公開されているとなれば、受講してみない手はありません。一番の動機は、旅行が中止になり暇になってしまったゴールデンウィークを有意義に使いたいというものでしたが、英語の勉強にもなり、授業の内容もとても面白そうという3つの条件が揃っていたため、受講してみることにしました。 

MoMA監修のファッション講座を受けてみる


やる!と決めたら、さっそく登録をしてみます。


登録はとても簡単。思い立ったらすぐに授業を受けることができる

講座の提供はオンデマンド型のオンライン教育プラットフォーム「Coursera」上で行われています。CourseraではMoMAが提供している講座以外にもたくさんの講座を受けることができます。イェール大学やペンシルバニア大学といったアメリカの有名大学に加え、アジアからは東京大学やシンガポール国立大学なども参加しており、それらのほとんどが無料で視聴できるところが魅力です。とりあえず授業を視聴してみて、途中でやめることもできます。

MoMAは現在、以下の8コースを提供しています。

1:What is contemporary art? (現代アートとは何か)
2:Modern art and ideas (近代美術とアイデア)
3:Seeing through photographs (写真を通して見る)
4:Fashion as design (デザインとしてのファッション)
5:In the studio: abstract post-war painting (スタジオにて:戦後の抽象絵画) 
6:Art & Activity: Interactive Strategies for Engaging with Art (アートとアクティビティ:アートと関わるためのインタラクティブな戦略) 
7:Art & Ideas: Teaching with Themes (アートとアイデア:テーマとともに教える)
8:Art & Inquiry: Museum Teaching Strategies For Your Classroom (アートと探求:美術館で授業をするために)
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文=渡邊雄介

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