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世界の富豪たちが携わる慈善事業に関する記事を中心に執筆

ジェフリー・スコール(Photo by Frazer Harrison/Getty Images for Paramount Pictures)

イーベイの初代プレジデントを務めたビリオネアで社会起業家のジェフリー・スコールは先週、新型コロナウイルスとの戦いに向けて1億ドル(約106億円)を、自らの名を関したスコール財団(Skoll Foundation)に寄付すると宣言した。同財団の資金は、これまでの4倍の2億ドルに膨らんだ。

スコール財団CEOのDon Gipsは「ジェフの支援は、我々にマラソンと短距離走の両方を走るための燃料、ビジョン、インスピレーションを与えてくれる」と述べた。

今回の1億ドルの用途に関しては、2つの主要エリアが示されている。感染拡大の速度を緩めるための検査ツールの整備と、海外の開発途上国向けの人工呼吸器などの医療デバイスの支援だ。

フォーブスの試算で51億ドルの資産を保有するスコールは長年、世界的なパンデミックの脅威を警告してきた。彼が設立した映画会社パーティシパントは2007年に製作した映画「不都合な真実」でアカデミー賞の長編ドキュメンタリー映画賞を受賞し、2011年の「コンテイジョン」では、不気味な疫病が世界に拡大することを予見していた。

スコール財団は今年1月から新型コロナウイルスとの戦いに向けた支援を開始し、NPO団体のPartners in HealthやAfrican Field Epidemiology Network、ニューヨーク市で抗体検査の開発を行う遺伝子工学企業のMirimusなどに寄付を行った。

スコールは先日、ビリオネア仲間のMike Milkenと共にポッドキャスティング番組に出演し「私には十分な資産があり、NPO団体やメディア向けの支援を行っていく」と述べていた。

スコール財団は長年、社会問題を新たなイノベーションで解決しようとする社会起業家らを支援してきた。同財団は毎年、オックスフォード大学で世界フォーラムを開催し、世界の起業家やNPO団体の設立者を招いている。

編集=上田裕資

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