リモートワーカーを透過ホログラムに投影できるシステム「HoloD」が受付開始 

H2Lが、ホログラムと身体情報の伝達技術を応用したリモートワークシステムHoloD(ホロディ)とその申し込み受付を発表した。

HoloD(ホロディ)は、映像と体の動きを透過ホログラムで職場に伝達することで、リモートワーカーとの気軽なコミュニケーションを支援する。1万2000円から月額料金で利用が可能だ。


HoloD(ホロディ)紹介動画

現在、新型コロナウイルスの感染拡大のため、非常事態宣言が出され、多くの企業でも感染拡大防止のための処置をとっている。その中でもリモートワークを行なっている企業は多く、日本経済団体連合会(経団連、2020)の調査によると、緊急事態宣言の発令後、テレワークや在宅勤務を導入した企業は97.8%(406社中397社)となっている。

リモートワークの導入にあたって、遠隔になることで円滑なコミュニケーションができないことや、リモートワーカーの管理が難しいということといった課題が挙げられる。

それらの課題を解決する新サービスとして、H2LはリモートワークシステムHoloD(ホロディ)の提供を行う。

リモートワーカーを透過ホログラムに投影



HoloD(ホロディ)紹介動画〜オフィス雑談編〜

HoloD(ホロディ)は、リモートワーカーの映像や動きを透過ホログラムに投影するシステム。

透過ホログラムには、リモートワーカーの上半身をリアルタイムで映し出す。また、リモートワーカーは、透過ホログラムに投影する実体を「PCカメラ映像のリモートワーカー抜き出し」あるいは「合成アバター」から自由に選べる。

「合成アバター」とは、リモートワーカーの動きと同じ動きを透過ホログラム上で再現するアバター。合成アバターを使用した場合、カメラ映像からはリモートワーカーの顔のみを抜き出し、服装や身体の動きを合成アバターで表示する。

オフィスワーカーは、HoloD(ホロディ)を使用しているリモートワーカーに、実際にオフィスに存在しているように話しかけたり、透過ホログラムに設置されたカメラを通じてリモートワーカーにモノを見せたりすることができ、他のオフィスワーカーと同じようなコミュニケーションを取ることができる。

HoloD(ホロディ)を利用することにより、リモートワークの課題である円滑なコミュニケーションや、リモートワーカーの管理をスムーズに行うことを目指す。

null

HoloD(ホロディ)は、コミュニケーションや管理だけでなく、法人、リモートワーカー、オフィスワーカーそれぞれにベネフィットがある。

1. 法人のベネフィット

リモートワーカーを積極的に採用することで、出勤のための交通費、出張費、オフィス家賃といった経費を削減できる。また、リモートワーカーの居住区にとらわれない、様々な人員配置を行うことができるようになる。さらに、遠隔地からの人材採用の幅が広がる。

結果的に、オフィスに大人数で集合するシーンを避けられ、新型コロナウイルスをはじめとするパンデミック時でも業務対応がスムーズになる。

2. リモートワーカーのベネフィット

オフィスへ出勤する必要がないため、移動時間が0分になる。

また、場所にとらわれない働き方ができるようになるため、地方の自宅から都市部にあるオフィスへの出勤が実現。さらに、オプションとなる合成アバターを利用すると、出勤時の服装を気にする必要がなくなる。

3. オフィスワーカーのベネフィット

オフィスワーカーが、リモートワーカーとコミュニケーションをとる際、通常はテレビ会議システムや電話会議システムの起動が必要になったり、オフィスワーカー側が特殊なデバイスを装着したりする必要があった。

HoloD(ホロディ)では会議システムの起動や特殊なデバイスを装着は不要。常時接続を前提とし、常にリモートワーカーの表情や動きがわかるため、普段と変わらない同僚同士の気軽なコミュニケーションや、管理を行うことができる。

null
次ページ > 必要な物品を月額制で

PR TIMESより

ForbesBrandVoice

人気記事