新型コロナとたたかう医療関係者へ 心の負担を和らげるオンラインコーチングを無償提供

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パーソナル・コーチングサービス「mento(メント)」の提供を行うウゴクは、新型コロナウイルスとたたかう医療関係者およびその家族200人を対象にオンラインコーチングを無償提供する。

新型コロナウイルスの蔓延が世界中を騒がせるようになり、最前線でたたかう医療関係者や行政関係者にとっても身体的にも精神的にも緊張感のある状況が続いている。

そんなこころの負担を少しでも和らげるために、新型コロナウイルスとたたかう医療従事者、病院勤務者、行政関係者、及びその家族200人を対象にオンラインコーチングを無償提供する。

コーチングとは、コーチによる質問に答えながら自分の感情や価値観について深く内省することで、理想を明らかにし、行動や変化を促すプログラム。コーチは相手の話に耳を傾け、観察や質問、ときに提案などをして相手の内面にある答えを引き出す。

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一般にコーチングは個人の内面的成長や行動変容をサポートすることに主眼が置かれるが、コーチとの対話による深い内省の過程はクライアントが置かれた状況を客観視し、自身の感情に向き合う事を助け、メンタルの負担を軽減する側面を持つ。

ビデオ会議ツールを使用し、空いた時間や寝る前など、オンラインでどこでも実施することが可能だ。

実施背景とコンセプト

この世界的な危機の中にあっても医療関係者は最前線に立ち、国民や患者に安心感を与えることを念頭に置いて仕事に従事している。

しかしながら、医療関係者本人のメンタルケアの問題も世界的な課題としてあげられており、2020年3月25日には日本赤十字社が「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対応する職員のためのサポートガイド」を策定、こころの健康の維持の重要性について述べた。

・急速に悪化するかもしれない状況に対しての感情的緊張と身体的疲労
・マスクや消毒剤など衛生材料が不足することによる院内感染への不安
・自身の家族や周囲への感染を引き起こしているかも知れないという恐怖
・感染を恐れる人々からの偏見や風評被害へのストレス

このような過酷な状況に対し傾聴と対話のプロフェッショナルであるコーチとのセッションを活用することで、少しでも精神的な負担を和らげ、医療関係者のこころの健康の維持につながることを目指す。

参考:日本赤十字社「新型コロナウイルス感染症対応に従事されている方のこころの健康を維持するために」

実施概要​

対象:新型コロナウイルスとたたかう医療従事者/病院勤務者/行政関係者/または同居する家族
実施回数:原則1人あたり2回(1回あたり60分程度)
実施方法:指定のビデオ会議サービスにてオンラインで実施
利用期限:2020/5/31まで
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PR TIMESより

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