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ひもを使い、両眼のチームワークを鍛えるトレーニングをする村田選手

「見えるか・見えないか」ではなく、その軌跡をイメージして到達地点をはじき出し、正しく迅速に四肢に準備を促す力、それが「視る力」。

WBA世界ミドル級チャンピオンの村田諒太選手にも指導した、オプトメトリー・ドクター(検眼士)による著書『米国ビジョントレーナーが教える 眼を動かすだけで1分間超集中法』から、仕事でより良い結果を出すためにも役立つ「ビジョントレーニング」の一部を抜粋して紹介する。


プレゼン前や会議前に効く、3秒の心のリセット術


仕事でより良い結果を出すためには、フィジカル面は言うに及ばず、メンタルコンディションが極めて重要だ。たとえ体調が万全だったとしても、極度に緊張していたり、心ここに在らずといった状態では最高のパフォーマンスは発揮できない。


重要な会議やプレゼン、面接の前。

そわそわと落ち着かない気持ちでいるなら、1分間だけ薄目の状態にして、次のような眼の運動をおこなってみてください。

ゆっくりと、大きく、眼を左右、上下、斜め上下方向に、またぐるっと円を描くように動かします。ゆっくりとしたリズムから始め、だんだん速くしてみたり、自分が気持ち良いと感じられるテンポを探してみるのが良いでしょう。





「人に嫌われたらどうしよう」「仕事で重大なミスをしたらどうしよう」

そんな不安に襲われたときも、眼を3秒間ぎゅっと強く閉じてみましょう。そしてそのままアゴを上げて上を向き、今度は大きく眼を見開きます。

すると一瞬で、自然と前向きな気持ちが湧いてきます。


気持ちを落ち着かせて、最高のパフォーマンスを引き出す。
それが、たったの3秒間固く眼を閉じて上を向いて眼を見開くだけの動作で得ることができる。

パンチが見えやすくなった、ボクシング村田諒太選手


情報社会に生きる私たちは、さまざまな精神的なプレッシャーに日々悩まされています。職場で、学校で、もしくは家庭内でも、緊張や不安や恐れと直面している。
ましてや肉体を極限まで酷使しながら、対戦者や記録と戦うアスリートは、常に最高のパフォーマンスを常に求められている。
実はそんなトップアスリートたちの中にも、「ビジョントレーニング」に期待を寄せる人が増えている。

文=森健次 モデル=青木梨沙 写真提供=北出勝也

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