村田諒太も実践、プレゼン前に試したい。トップアスリート式「アイ・トレーニング」

ひもを使い、両眼のチームワークを鍛えるトレーニングをする村田選手


飛んでくるボールが見えやすくなった、女子バレー選手



女子バレーボールVリーグ1部のチームのある選手が、最近、眼のトレーニングに来られました。

Vリーグの選手に選ばれるほどの実力があるので、眼の動きもある程度、一般の人よりはよいはずだと考えていたのですが、眼球運動のテストをしたところ、眼の動きの中で、苦手な方向があることがわかりました。

さらに具体的なヒアリングをしてみたところ、その選手は、苦手なサーブレシーブのコースがあるといいます。そのコースが眼で捉えにくいために、いつも体を不自然に動かしてしまうということでした。


苦手な方向の改善を中心とした眼球運動トレーニングを、毎日数分おこなってもらいました。すると1週間ほど続けたところで、それまでほとんど受けられなかった苦手なサーブが、しっかりと受けられるようになってきたといいます。

それだけでなく、監督やコーチにもその効果が認められ選手全員が実践するようになりました。

このように、眼球運動トレーニングをメニューとして取り入れるアスリートは年々増加している。
トップアスリートの境地には及ばなくとも、スポーツを楽しんでいるときに、「こっちから飛んでくるボールはうまく捕れない」といった経験を持つ方もいるだろう。いうまでもなく、そのスポーツに対する身体能力の限界もあるだろうが、もしかすると、眼球運動の差異によるものかもしれない。
もしもそうだとしたら、正しい眼球運動をトレーニングすることによる、改善できる余地があるにちがいない。
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文=森健次 モデル=青木梨沙 写真提供=北出勝也

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