ヒュンダイとウーバーの「空飛ぶタクシー」、時速300キロ強で巨大市場に挑む

空飛ぶ車が利用する環境配慮型の着陸ハブのデザイン / wonderfulengineering.com

ウーバーは2023年に試運転を行なうと約束しているが、だとすればあまり余裕はない。1社は夢の空飛ぶ車を製造しなければならず、もう1社はその配車予約をこなすアプリですべてのオペレーションを成立させなければならないのだから、2社双方が神経をとがらせて取り組むこととなるだろう。

試運転が成功し、大量生産が始まったら、もちろん誰もが空の旅を試したがるはずだ。ウーバーの説明によると、当初は人間が運転するが、いずれは自動運転に移行する予定だという。さらなる数値や計画の詳細はまだ発表されていない。

「交通を地上の二次元グリッドから解放し、空に移行することで、利用者に絶大な時間の節約を提供できる」と、ウーバー・エレベートを統括するエリック・アリソンは述べる。

こうした情報を見ていると、ヘリコプターもしくは空飛ぶ自動自転車で食料品が配達されるようになるのはいつだろう、と考えたくなる。同僚とのカーシェアリングでも空飛ぶ車を使うようになるかもしれない。もちろんウーバー・バスのフライトも待ち遠しい限りだ。

翻訳=上原裕美子 編集=石井節子

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