これは過去に公開したForbes JAPANの記事で、長友佑都が語っていた言葉だ。横浜DeNAベイスターズの山﨑康晃もそうだが、昨今SNSで情報を発信するアスリートが増えている。FC東京の橋本拳人も代表的なひとりと言っていいだろう。彼は自身のフェイスブックページをはじめ、インスタグラムで情報を発信している。
橋本は2017年1月にインスタグラムのアカウントを開設し、練習の様子やプレイベートの様子などを投稿している。なぜ、インスタグラムを活用することにしたのか──。
その理由を彼はこう語る。
「自分の周りにいる選手たちも使い始めていたので、その流れに乗って使ってみることにしました。インスタグラムは写真を中心にしたサービスアプリだったので、テキストを打つのがあまり得意ではない自分には合っていて、気軽に投稿できるのかな、と思いました」(橋本)
また、リオデジャネイロ五輪で銅メダルを獲得した、カヌースラロームの羽根田卓也もインスタグラムを活用しているアスリートのひとり。彼は“カヌー”という競技の魅力をひとりでも多くの人に届けるために、インスタグラムを活用している。
「カヌーが持つ魅力をひとりでも多くの人に伝えていきたい。そんな思いからフェイスブックやインスタグラムを活用し始めました。インスタグラムを使い始めたのは、いろんなツールを使ってみたい、という思いからです。実際に使ってみたら、フェイスブックとは異なる層の人たちにリーチできているな、と感じています」(羽根田)
4億人以上がスポーツ関連のアカウントをフォロー
橋本に限った話ではなく、ここ2、3年でインスタグラムを活用し始めるアスリートが増えたように思う。一口にSNSと言っても、さまざまなツールがある中、なぜインスタグラムを選択するのだろうか。その背景には、こんなデータがある。
インスタグラムでは、スポーツ関連のアカウントをフォローしている利用者は4億人以上おり、特にスポーツ好きな利用者は、1人あたり8人以上のアスリート、平均で3か国のアカウントをフォローしている、という。