フォーブス ジャパン編集部 エディター

横浜DeNAベイスターズの山﨑康晃

今や私たちの生活に欠かせないツールとなったSNS。企業・個人を含め、さまざまな人たちがフェイスブックやツイッターでアカウントを開設し、日々情報を発信している。

SNSを活用することで得られる効果は一長一短。ひとつの投稿が注目を集め世間の話題になることもあれば、ひとつの投稿が批判を集め炎上することもある。

そうした中、SNSを上手く使いこなし知名度の向上、そしてファンの獲得に成功している現役のアスリートがいる。それが横浜DeNAベイスターズに所属する山﨑康晃、27歳。プロ野球史上最年少ならびに、入団5年目で通算150セーブを記録するなど、日本を代表する抑え投手(クローザー)のひとりだ。

null
(c)YDB

山﨑がSNSを活用し始めたのは、今から5年前。2015年1月にツイッターのアカウントを開設し、2020年2月末時点で72.6万のフォロワーを抱えるほどに。今では彼が発信する情報を心待ちにする人もいるほどだ。

しかし、山﨑はチームの勝敗を左右しかねない抑え投手というポジションを任されている選手。仮に打たれて負けることがあれば、容赦ない批判的なコメントが飛んでくることもあるだろう。それでも、なぜ彼はSNSで情報発信を続けることをやめないのか──。

アスリートとビジネスパーソン。立場は異なれど、仕事のキャリアを歩む上では同じ存在。アスリートの思考法がビジネスの現場で役立つことも、きっとあるはずだ。Forbes JAPANが横浜DeNAベイスターズの全面協力を得て、選手の思考法に迫っていく連載の2回目に登場するのは山﨑康晃。彼がSNSを活用する際の心構えに迫っていく。

アスリートも自らアクションを起こす時代


今やお馴染みのiPhoneが日本に上陸したのは2008年のこと。その後、スマートフォンが普及していくとともに、フェイスブックやツイッターといったSNSも普及。電通パブリックリレーションズ(電通PR)の調査によれば、5年が経った2013年にはフェイスブックやツイッターの認知度は98%を記録。知っていて当たり前のツールとなっていた。

当時、亜細亜大学の野球部だった山﨑もSNSが盛り上がっていることは身を以て感じていたが、野球部のルールでSNSの使用は禁止。全く使う機会がなかった。

そんな山﨑がツイッターを活用し始めたのは、プロ野球選手になったとき。2015年に横浜DeNAベイスターズにドラフト1位で入団したタイミングから発信を始めた。

「新入団選手は研修でDeNA本社を訪問するのですが、そこでツイッターをやっているかどうかの話になったんです。学生時代はSNS禁止だったので当然アカウントは持っていませんでしたが、プロ野球選手になってから情報は発信していきたいと思っていました。子どもに夢を与えるプロ野球選手はどんなことをしているのか、またプライベートではどんな時間を過ごしているのか。ツイッターはそういった情報を発信できる素晴らしいツールだと思ったのでアカウントを開設し、情報を発信することにしたんです」

文=新國翔大 写真=小田駿一

PICK UP

あなたにおすすめ

合わせて読みたい