ライフスタイル

2019.12.21 19:00

100年後にも残るカクテルを生み出すために。1杯にかける次世代バーテンダーの挑戦


日本ファイナルに出場する5名のバーテンダーを紹介したい。





浅野 陽亮「THE RITZ CARLTON KYOTO THE BAR」(京都府)
カクテル「ALIVIO」
常識に捉われず新しいことに挑戦するをテーマに、クラシックカクテルでは使われないバナナを選び、カクテルを作成。ベースにラムとシャルトリューズを使用した安らぎを感じるカクテル。人生の選択に迷った時に飲んでほしいと語る。



大場 海人「BAR BESO」(大阪府)
カクテル「La Corrida」
バーの店内に飾ってあった闘牛を描くパブロピカソのポストカード。そこからインスピレーションを得て、自らもカクテルを作る芸術家であり続けたいと「闘牛」の名を冠するカクテルを考案。ラムにオレンジジュース、蜂蜜、卵白と柔らかい味わいのなかにタバスコを加え、高揚感を表現。



下畑 雄大「IRISH BAR ARIGO」(大分県)
カクテル「RETADOR」
スペイン語で挑戦者の意味を持ち、夢を持ち挑戦していきたい自分自身にイメージを重ね、夢に向かう人を応援するカクテルを作成。副材料にはグレープフルーツにライチ、アーモンドシロップを加え、上から見ると日の丸のようにマラスキーノチェリーが添えられている。



高宮 裕輔「TIGRATO」(東京都)
カクテル「Dot Line」
自らの経験したものは未来へ繋がっていく「点」であるはずということから、自分の経験に紐付けながら、副材料にラムと梅酒、シェリー、エルダーフラワーリキュールとビネガーをセレクト。人との縁で点がつなげることへの感謝を表現。



宮地 信吾「ヒルトン成田 テラス・バー」(千葉県)
カクテル「CONNECTOR」
過去にも数度レガシーに参加するなかで、大会を通じてさまざまな人と繋がりを持てたことをプレゼンテーション。カクテルは世界の人々をつなぐということから、「繋ぐ」をコンセプトに、キュウリや柑橘を使用した爽やかなカクテルを考案。

2020年2月20日に日本大会ファイナルが開催され、代表者1名はアメリカ・マイアミでの世界大会に出場する。日本大会の様子は大会のフェイスブックアカウントから生中継も予定されている。今後100年愛されるカクテルの誕生の瞬間を見届けてほしい。

文=児島麻理子

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