旅行を少しだけエコにする6つの方法

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ありがたいことに、旅行をさらに少しだけ環境に優しくすることは以前ほど難しくはなくなっている。ホテルは持続可能性の向上を進め、航空会社は炭素排出量の削減あるいは排出量ゼロの達成に取り組み、旅行代理店は環境に優しい選択肢を用意しており、地球への影響を心配することなく旅を楽しむ方法は数多く存在する。

旅をさらにエコなものにするシンプルな方法を探している人は、ここに挙げる6つのアイデアを試してみてはどうだろう?

1. 環境に配慮する業者を探す

先述のように、環境に優しい旅を提供する業者は増えている。旅を予約する際は、こうした業者を探してみよう。旅行者の多くにとって環境が重要な側面であることを理解している企業は多く、その点を大々的に広告しているはずなので、見つけるのは難しくないだろう。

完全にエコなホテルを見つけられなかったとしても、炭素排出量を減らすための施策として客室から使い捨てプラスチックをなくす、動きを感知して自動でオン・オフをする照明を導入する、バスルームでは使い捨てアメニティーではなく大容量のボトルを設置するなどの努力をしているホテルを見つけよう。

2. 移動方法を考える

旅行をめぐっては最近、環境負荷が大きい旅客機利用を悪とする「フライト・シェーミング」が一つのトレンドになっている。飛行機の利用がどうしても必要な場合もあるが、そうでない時もある。車や列車が利用できる場合は、そちらを検討してみよう。

そうすれば、環境保護に貢献できるだけでなく、移動費を節約できることが多く、さらに面倒な保安検査やターミナルでの待ち時間、フライトの遅延やキャンセルの可能性などのデメリットもなくなる。

飛行機を利用しなければならない場合は、直行便を選ぼう。離着陸はエネルギー消費量が最も大きく、環境への害も大きくなる。

3. 持参するものをよく考える

持参することでエネルギーの節約や持続可能性につながるものが幾つかある。水筒を手荷物の中に入れれば、空港や機内でペットボトル入りの水を何本も買ったり消費したりしなくて済む。米国の空港ではこのために無料の水補充場所が設置されているところも多い。

また、荷造りの際には服を少し多めに用意しよう。ホテルの洗濯サービスでは、他の宿泊客のものと一緒に洗うのを避けるために服を小分けにして洗う。これは非常に大きな無駄だ。

旅行中に洗濯の必要性が生じることが心配なら、ホテルのスタッフに頼むのではなく、替えのズボンやシャツを余分に持って行こう。

ただし、予備の靴が3足必要になるかもと心配するがあまり、荷物を増やし過ぎないこと。合理的に考え、実際に必要なものだけ荷物に入れよう。
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編集=遠藤宗生

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