4. ばかげたリスクを冒す
上記の俗説2、3とも関連するこの俗説が信じられている理由の1つは、実際にこうした行動で富豪になる人がいるためだ。
例えば、米電気自動車メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は保有していたオンライン決裁サービスのペイパルの株式を売却。手に入れた1億6500万ドルをテスラ創業への出資と宇宙開発企業スペースXの立ち上げに使った。だが、これは富豪になる方法としては例外的なケースだ。
大半の人にとって、ミリオネアになるための近道はない。進んで時間とお金を費やさなくてはならない。そして、最も長期的な利益が見込める投資先を選択する必要がある。最善の戦略は、まずは不動産ファンドやインデックスファンドなど、一般的な投資対象を選ぶこと。投機的なビジネスに投資するのはその後だ。
5. 名門大学を卒業生する
こうした考え方は、私たちが自分の限界を自ら決めてしまう原因になる。名門大学の学位を取得していなければ、ミリオネアになるチャンスはないというのは俗説だ。
米国で最も裕福な400人のランキング、「フォーブス400」に名を連ねる人たち(全員が10億ドル以上を保有するビリオネア)の15%は高卒であり、大学の学位は取得していない。
最後に
まずは、ミリオネアたちが書いた本を読んでみよう。また、投資に充てる資金を稼ぐために、副業を始めてみよう(フルタイムで関わるビジネスに成長するかもしれない)。その後、自分にとって本当に大切なものを危険にさらすようなことにはならない程度のリスクを取ってみる。
考え方を変え、目標を変え、そして行動を変えること。そうすれば、お金は後から付いてくるだろう。