「ボヘミアン・ラプソディ」俳優の次回ドラマはポッドキャスト アメリカでなぜ広がる?

Frazer Harrison/Getty Images


TBSラジオはポッドキャストで仕掛ける?
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TBSラジオでも過去、ポッドキャストに精力的に取り組んでいた時期がありました。「radiko」がまだなかった頃に、より多くの皆さんに音声コンテンツの面白さを知って欲しいという目的でiPhoneの登場前からポッドキャストに取り組みました。宣伝のために地上波ラジオの延長線上のコンテンツを展開していたんですね。しかしながら、「radiko」が登場して、TBSラジオとしては「ラジオクラウド」に移行し、ポッドキャストを終了した経緯があります。

ポッドキャストを辞めても、海外のインターネット音声コンテンツ事情はずっと研究していました。私たちの強みはコンテンツ力です。長年、聴取率1位をいただき、昨年はありがたいことに「Digital Contents of the Year/AMD Award」も受賞できました。今のメインは地上波放送ですが、仮にインターネットに向けて改めて取り組むのであれば、全く新しいポッドキャストになるはずです。詳しくは言えませんが視野に入れています。
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アメリカのポッドキャストは急成長まっただ中で、広告ビジネスとしても大きな成長をしています。ですが、試行錯誤なのも否めません。また、広告モデル以外のビジネスも広がりを見せており、音声版ネットフリックスを標榜するサブスクリプションサービスも出てきました。こういった業界動向を研究しながら、ビジネススキームを検討しています。

日本に目を向けてみると、「Voicy」や「Radiotalk」などのオンデマンド音声サービスも出てきました。嬉しい一方で、改めて自省と自覚をすべきは、ラジオ放送の延長線だけでは現状は変えられないこと。ネットネイティブなポッドキャストはどんな魅力を生み出せるのかをゼロから考えないといけないと思っています。敵は私たち自身なのかもしれませんね。

まとめ

筆者はこの話を聞いて、ポッドキャストをより理解するために一人語りのポッドキャストをはじめました( #すながれでぃお で検索をかけると出てきます。お時間あればぜひ)。

実際にやってみて、文章や動画とはまた違うゆるやかなつながりを実感しています。日本は、オーディオドラマや、落語をラジオで聴くなど、想像力を刺激する音声コンテンツがもともとあるので、ポッドキャストの再ブレイクは日本でもおこるかもしれません。

文=砂流恵介

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