ユース向けeスポーツ、米国でますます拡大


・今年の「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」では、高校のeスポーツをテーマとしたセッションが開催された。

・アニメ「ザ・シンプソンズ」では最近、バート・シンプソンがeスポーツ大会に参加するエピソードが放送された。米CNBCテレビによると、共同製作責任者のロブ・レーゼブニックは、このエピソードについて「未来のエンターテインメント、スポーツ、メディアに関する議論の多くをeスポーツが独占するようになる『文化の転換点』を体現している」と説明している。

もちろん、eスポーツの成長に伴い、その問題点にも注目が集まっている。その一つが、ゲーム文化が昔から女性に敵対的である点だ。これの実地的な表れとして、女性のeスポーツ奨学生が男性に比べて非常に少ない現状がある。

またユース向けスポーツと同様、高速インターネットや最先端ゲーム機器、eスポーツ専門のコーチを利用する余裕がある裕福な家族が有利となる。また前述のLohud.comの記事では、眼精疲労の問題も指摘されている。

eスポーツは、関わる金額の増加とともにプロ選手の若年化が進んでおり、この点ではユーススポーツに近づいている。こうした現状は、eスポーツはユーススポーツとは違うと考えている保護者の考えを変えるかもしれない。

編集=上田裕資

ForbesBrandVoice

人気記事