世界38カ国、800万人が愛読する経済誌の日本版

Maria Rom / shutterstock

2500億円規模の市場があり、拡大を続ける美容家電・化粧雑貨市場。テクノロジーの発展を受け、美容家電の売り上げは上昇トレンドのひとつだ。

日本百貨店協会の調査によれば、百貨店での化粧品の売り上げは46カ月連続でプラスとなっている。そんな状況を受けて、3月13日から18日まで銀座三越でGINZA BEAUTY EXPOが開催されている。ビューティーテックに特化した体験型イベントだ。


イベントホームページより

イベント会場に足を踏み入れると、立体的なビジュアルでの製品演出やミラーサイネージを活用した新しい化粧品のプレゼンテーションが見れるエントランスが目に入る。各ブランドのブースにはタブレット等の機械が目立つが不思議と違和感はない。

「デジタルの進化」によって、私たちとコスメの関係性にも大きな変革が生まれようとしている今、このGINZA BEAUTY EXPOではテクノロジーを駆使した、さまざまなビューティーコンテンツが体験できる。


三越伊勢丹広報担当者様より入手

GINZA BEAUTY EXPOを企画した三越伊勢丹の化粧品アシスタントバイヤー土井氏は「お客様が自分に合った美容を体験し、百貨店というリアルの場の価値を提供していきたい」と意気込む。

GINZA BEAUTY EXPOに最先端の技術やコンテンツがずらりと並ぶ中、特に印象に残ったのがスマホを使って家での美容を底上げするデバイスだ。

ヤーマンのIoTパーソナライズ美顔器で、今日のお肌に合ったスキンケアを実現


ヤーマンより

フォトプラス Smart(108000円)はスマホに装着するレンズと美顔器がセットになった最先端の美顔器だ。スマートフォン用レンズを用いた肌測定による診断結果に基づき、その時の肌状態に合ったお手入れができる。家で、よりパーソナライズされたスキンケアが体験できる。

「SK-II 」LINEチャットボットで、化粧水の付け方などを確認できるサービス

SK-II からは「ピテラ ファースト エクスペリエンス キット」(9720円)が販売中。同セットに付いているQRコードを読み取ると、SK-IIのLINEチャットへアクセス可能。AR(拡張現実)を駆使した「スキンケアガイド」が体験できる。

この「スキンケアガイド」はGINZA BEAUTY EXPO会場でも体験可能。タブレットに顔を映すと顔に沿った化粧水のつけ方が表示され、手の動かし方が簡単にわかる。自己流で化粧水をつけるよりも、化粧水の効果が高まりそうだ。


撮影=森屋千絵

デジタルミラー「MemoMi」で「SUQQU」店頭アドバイスをスマホに転送

SUQQUでは鏡と録画機能を併せ持つデジタルミラーのMemoMiを活用し、美容部員によるマッサージアドバイスの様子を録画して、スマホに転送するコンテンツを展開。「店頭でセルフマッサージを教えてもらっても、家で実践するのは難しい」という声にアプローチした画期的なサービスと言える。録画された実践動画を見ながら家での美容に勤しめば、美容の近道になりそうだ。


プレスリリースより

GINZA BEAUTY EXPOに展示されている商品は比較的高額な商品が多い。それでも多くの来場者が集まるのは、ホームケアやパーソナルケアを充実させたい女性が増えているからだろう。「美容の未来に旅をする」ことのできる夢のあるイベントと言える。

これまでの百貨店の強みとしての比較検討して購買することに加えて、実際に新しい技術を駆使した体験やサービスが受けられるのは美意識の高い女性にとってこの上ない喜びとなるだろう。

GINZA BEAUTY EXPOのターゲット層は日本人だけでなく、外国人も含むと言う。「銀座というエリアの特性を生かして、国内外のお客様に向けて日本のテクノロジーを発信していきたい」(土井)

文=森屋千絵

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