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フォーブス ジャパン編集部 エディター

「Alchemist Accelerator」のデモデイでピッチする、Autifyの近澤良

変化のスピードが早く、ユーザーニーズも常に変わり続ける時代。ソフトウェア開発において重要なのはリリースサイクルを早め、機能をアップデートし続けていくことだ。

例えば、アマゾンは11秒ごとに新しいコードがデプロイされていたり、ネットフリックスは1日に数千回もデプロイしたりしている。両社のソフトウェア開発を裏で支えているのが「テストの自動化」だ。

一方で、日本国内はアジャイル開発を取り入れる企業は増えてきたが、いまだにマニュアル作業でテストを行っており、スピーディーなソフトウェア開発が実現していない。現在、日本国内のソフトウェア開発市場は15兆円程度あると言われているが、約3分の1がテストに費やされているという。

そうした現状を変えるべく、サンフランシスコを拠点にソフトウェアテストの自動化に取り組むのがオーティファイだ。同社は3月1日、ソフトウェアテストの自動化AIサービス「Autify」のクローズドβ版をリリースしたことを発表した。

AIを活用し、ソフトウェアテストを自動化



「Autify」はブラウザの拡張機能を使ってマニュアルテストの操作を記録。クラウド上で再生されるので、技術的なバックグラウンドや知識がなくてもソフトウェアテストを自動化することができる。またAIがソフトウェアの変更を監視し、影響を受けるテストスクリプトを自動的に修復するため、人件費も大幅に削減可能だ。

オーティファイの創業は2016年9月。創業者の近澤良はDeNAで海外向けゲームの開発やオープンソースArctic.jsを開発した後、楽天が買収した動画配信サービス「Viki」でプロダクトマネージャー兼エンジニアとして働いた経験を持つ人物。また、日本人で初めて、B2Bのスタートアップに特化した約6カ月のアクセラレータープログラム「Alchemist Accelerator(アルケミスト アクセラレーター)」を卒業している。

近澤がAlchemist Acceleratorに応募したきっかけは、同じくサンフランシスコを拠点としているChompの小林清剛の一言にある。

「BtoB向けのプロダクトを開発してるし、相性良いんじゃない?」──その一言を聞いて、近澤は応募を決意した。当初、企業のマニュアルやドキュメントなどをコラボレーションで効率的に書くためのプラットフォームを提供していたが、プログラムの過程で事業内容をピボット。その結果、生まれたのが「ソフトウェアテストの自動化」だった。

文=新國翔大

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