キャリア・教育

2019.02.18 08:15

「3つの質問」に答えていくと、自分の心の動きが見えてくる

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質問に対する答えを書き出した後、今度はその内容を読み返してみます。そして、自分がどう感じているのか、5分ほど時間をかけて自分の心に耳を傾けてください。何も感じないときもあります。そのときは、「今は何も感じない」でいいのです。感じても感じなくても、自分の心に向き合う時間をつくることが、自分の心を知る近道です。
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こうして、ある出来事に対して自分の情動がどうかわったのか、自分自身についてわかったことがあるかを書き留め、1日全体を振り返ります。さらに、1週間、1カ月の単位で、書き記された自分の情動を追っていきます。そこから、自分の感情や行動がどのように仕事に影響を及ぼしたのか。その中に自分にとってマイナスとなっている思考習慣はあるかを探っていきます。

仕事への向き合い方も変えられる

ジャーナリングを続けると、自分に必要なスキルも見えてきます。例えば、私は自分の不快だと思う気持ちを抑え過ぎて、仕事に熱が入らないことがあるということが、ジャーナリングを通してわかってきました。
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下ネタを連発するチームメンバーとの仕事に身が入らない。だから、いい結果が出ない。でも、それは仕事の内容がイヤなのではなく、相手の行動がイヤだったということを理解したときに、不愉快な発言をされたとしてもスルーするとか、頭の中で相手の言葉を他の単語に置き換えることができるようになりました。

そして、仕事のモチベーションを、一緒に仕事をする人に求めるのではなく、その結果ハッピーになる人たちがいるという顧客の顔を思い浮かべる方向にシフトすることで、仕事への向き合い方を変えることができました。

人は、自分で認識している自分と、自分に対する他人の認識が異なっていることも多いものです。もし、コーチがそばに付いているならば、コーチにジャーナリングの記録を見せて、自分の感情についてディスカッションをしてみるのもいいでしょう。すると他者の目に映っている自分の姿が見えてきます。これは正しい自己評価をするためにとても重要です。

自分の心と向き合うジャーナリング、まずは今日あったことを書いてみることから始めてみてはいかがでしょう。

連載:「グローバル思考」の伸ばし方
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文=秋山ゆかり

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