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I write about emotionally intelligent leadership and education.

アリアナ・グランデ(Photo by David Livingston/Getty Images)

心の知能指数(EQ)とは、自分や他人の感情を認知、理解し、自分の気持ちを適切に表現できる能力で、私生活や仕事での成功に不可欠なものだ。だが、そうした自分の気持ちへの健全な向き合い方が、ヒットチャートに入る別れの歌を生み出すことは通常ない。

アリアナ・グランデは今月初め、発売予定のアルバムからのシングル「thank you, next」を発売した。この曲は一見すると、恋人との別れにまつわる苦しい気持ちを歌った曲にも見える。

新曲は大ヒットとなり、複数の新記録を樹立。スポティファイでは、女性アーティストとして最多の1日再生回数を記録し、アップル・ミュージックではポップソングとして初めてグローバルチャートトップ100の首位となった。

アリアナは新曲の歌詞で元恋人たちの名を出しているが、その内容は悪口ではなく、彼らとの交際から学んだことに対する感謝の気持ちだ。アリアナは、EQの高い人がどう恋人との別れに対処するかの素晴らしい手本を見せている。アリアナはツイッターでも、この歌の内容は「誰かの足を引っ張ったり、陰口をたたいたりするのではなく、ただ愛や感謝、受け入れる心、正直さ、許し、そして成長」について歌ったものだと明言している。

だがメディアは当初、新曲発表のニュースに飛びつき、この歌はアリアナが最近破局したコメディー番組「サタデー・ナイト・ライブ(SNL)」のコメディアン、ピート・デビッドソンとの「確執」の一環と解釈していた。新曲がリリースされたのはSNLが放送される30分前で、バズフィードはこれが「元カレに恥をかかせる」ためだったと決めつけた。

だがアリアナとデヴィッドソンはそろって、こうしたメディアの裏をかいた。アリアナが歌詞でこうした見方を裏切ったのと同様、デヴィッドソンはSNL内のコーナー「ウィークエンド・アップデート」で、「これは誰にも関係ない話」であり、「彼女は素晴らしくて強い人間だ。僕は彼女の幸せを心から願っている」と語った。

編集=遠藤宗生

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