2. 退屈な仕事と楽しいことを結びつける
芝刈りをしたり、風呂場を掃除したりするとき、音楽やポッドキャストを聴きながら作業をする人は多いだろう。このように、やらなければいけないことと楽しいことの組み合わせは、他の全ての仕事にも当てはめられる。特に、ずっと先延ばしにしている仕事にはこれが有効だ。
例えば、ゲームなどで何かを勝ち取ることが好きなら、やる気を持続させるために自分で報奨制度を設けたらどうだろうか。普段は嫌な仕事をスケジュール通りに、かつうまく完了できたら、自分に“褒美”を与えるのだ。
小さなニンジンを自分の前にぶら下げることで、ルーチンワークにもよりやる気が出る。さらに、自分のやる気や注意力を保ち続けるための面白い方法を常に模索し続けることで、創造力を刺激できる。
3. ルーチンワークと面白い仕事を交互に行う
やりたい仕事を優先して、嫌いな仕事を一日の終わりに後回しにするのではなく、その二つを交互にこなしてみよう。お気に入りの仕事と好きでないものとを定期的に切り替えることで、行き詰まりや、つまらない仕事がだらだらと続く状態を避けることができる。
毎朝、その日の作業計画を立てよう。自分の力をフルに発揮できる仕事の間に、つまらない仕事を挟み込み、最後は自分の好きな類いの仕事で締めくくること。そうすれば、楽しみとしている作業が常にある状態になり、退社時には良い気分でオフィスを離れられる。
4. 新しいことを学び、自分に挑戦を与える
決まった動きしかしないボットではなく、なんでも吸収するスポンジのように行動することで、脳の力が鍛えられ、退屈さを抑えられる。経営コンサルティング会社メトカーフ&アソシーイツ(Metcalf & Associates)のモーリーン・メトカーフは次のように語る。
「今自分に十分なチャレンジが与えられていないのなら、追加の責務を請け負ったり、新たなスキルを習得したりする方法を模索するとよい。学習は、退屈さを紛らわす素晴らしい方法であり、将来より難しい役割を与えられた時への備えにもなる」
やりたくもない仕事に取り組む時は、新しいことを学んだり、自分に挑戦を与えたりする方法を考えよう。請求書の発行はもうしたくないと感じた時は、仕事を効率化するソフトウエアを探したり、効率の良いやり方を考えたりしてみる。または、そこから何かを学べるようなやり方を模索しよう。
自分の好物だけが並べられた職場など、どこにもないだろう。デザートと滋養のあるメイン料理はバランスよく摂るべきだ。今あるものを最大限に活用することで、より健全かつ幸せで、バランスのとれた従業員になれる。